独占は腐敗と停滞を生む。独占は腐敗と停滞しか生まない

 こうした動きはちょいと気になります。OSXて、なんか息苦しいし。基本的にAppleのライバルはMSでもWindowsでもオープンソースでもlinuxでも無くて、家電メーカー。最初*1からそこ狙いだったんでないかと。

  • 21世紀初頭のAppleとニホンのはなし - 2007/07/02 ageha was here
    • イ)デジタルコンテンツ流通の川上から川下まで
    • ロ)ウィンドウと作品
      • 1)ソフトとハードの区別を捨てるべきこと
      • 2)コンテンツではなく作品と呼ぶべきこと
      • 3)『ウィンドウ』とは「作品と接触する機会」であること
    • ハ)ウィンドウ
      • 1)超長期的に見て、iTSの売り上げが光学ディスク販売店を超える事は確実
      • 2)「垂直統合パソコン」であるMacの利幅は大きい。
      • 3)Walkmanは既に撃滅した。次はTVの横戦線に橋頭堡を確保。
      • 4)世界的にはケータイ電話機メーカーと通信事業者は分離している。
      • 5)Macintoshのブランド力(イメージおよびロイヤリティ)を軸に川上と川下に向け版図を拡大。
    • ニ)作品
      • 1)音楽の場合:
      • 2)動画の場合:
      • 3)ゲームの場合:
      • 4)年表
    • ホ)日本のソフトパワーの問題
      • 1) ブルーライン による流通独占は、在京キー局寡占よりもマズい。対抗馬が必要。
      • 2)日本の家電メーカーがへげへげになる。
      • 3)日本の映像産業がへげへげになる。
      • 4)構造改革w

 これらの記事を書いた時点から、情勢は大きく変わってますが、

 「私がアップル社の経営者なら、マッキントッシュをできるだけ利用する――そして次の実りある事業に取りかかる。パソコンを巡る戦争は終わった。済んでしまったことなのだ。米マイクロソフト社がずいぶん前に勝利を収めたのだ」――『フォーチュン』誌1996年2月19日号
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http://wiredvision.jp/archives/200603/2006033001.html

外部には一切計画を明かさず、決してその“素振り”は見せないものの、「ジョブズ氏は40〜50年という長期に渡る事業計画を持っており、現在のAppleはその計画に沿って順調に運営されている」と福田氏は話す。
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本田雅一の「週刊モバイル通信」|PC業界がAppleに学べること - 2006年7月11日

 明白な超長期ビジョンを持ち、語らず、そこに向けてトライアンドエラーを繰り返しているのだなぁと思うと、細かい製品やニュース追うとメインカメラをヤられるような気がします。業界人は仕方ないけど。自分が買ったファイルや作ったファイルを、ナニで見るか、いつ消すかを、生涯Appleに委ねようと言う気はちょっとしません。マカなもんで。

*1:Jobs復帰時点