デンパキチ002

鬼木センセイ燃える。

  1. テクノロジー : 日経電子版
  2. テクノロジー : 日経電子版
  1. ↑に、対する鬼木コメ全文

なお、YouTubeによる放送情報の流通と著作権の関連で付言しておきます。近代社会の1つの基盤が実物資産に関する「私的所有権」の確立にあったのと同じように、情報資産(コンテンツ)に関する「著作権」の確立が情報社会発展の必要条件であることには、もとより異論ありません。しかしながら、映像情報の生産者でなく、その仲介・流通の任に当たる事業者や団体が、既得権益を守るために情報流通に制約を加え、視聴者やクリエーターの利益を害していることは、農民を守ると称しながら政治権力と結び付いて米の買占め、独占に狂奔した商人・問屋の歴史と重なって見えてしまいます。

「座」だよ「座」!
 織田信長が「楽市楽座」でぶっ壊したアレ!
「排他的同業組合」なんだよ。「映像は私達の専売です」みたいな。

デンパク、キーキョク、チホウキョク。みっつまとめて「デンパキチ」

『テレビ広告費→デンパク→キーキョク→チホウキョク』

  1. この「金の流れ」が用水路。電通見立てで年間2兆。
  2. 用水路付近の「田んぼ」では良いコメがとれる。
  3. 用水路付近に土地を持たない者は、「小作人」になる他ナイ。

※CMを見た消費者が買い物をして、そのお金が企業に回流する。「サクヒンの価値」は「シチョーリツ」でしか測れない。「サクヒンに価値が無い(大した産業でない)」のではなく、視聴者が「価値の創造者」に直にお金を払うシカケになって無い。
※情報のマネタイズにおいて、モノカルチュアなアプローチが肥大化した結果、得べかりしGDPを毀損している。なんちて。
※流通が圧倒的な力を持つと、価値の創造者に成果に応じた報酬が渡らない(旧通産省)。

デンパキチのATフィールド

以下は「地主の土地所有権」を守る。

  1. 番組放送枠は大手代理店を通さねば買えない。
  2. 『製作・著作:XXX』
    • 製作:著作権保有←通常「制作資金を出した者」が持つ。
    • 制作:実際に手を動かすこと
    • 資金量の豊富なモノが「製作」になる。この事自体は世の常。
    • 日本の「デンパキチ」は圧倒的な存在(URI
  3. 一県一波制
  4. チホウキョクの経営陣は概ね「地元のセンセイ」
  5. 堤防(B-CAS/コピワン/荼毘10)
  6. ばかにはみえない服(著作権とか報道の使命とか地方経済の発展とか、その手の美名)

※そもそも「補償金」は、「製作者」が「小作人」に(例えば実演者の権利処理を細かくやる)払うべきものではないか?だって「録画できる回路に流すかどうか」を決めるのは「製作者の権利処理」のウチだから(これは「放送と製作の分離(兼業禁止)」でややマシになる)。
※荼毘10の混迷は、「権利者団体(目立つのは小作人代表)」と「製作者」の利害対立もあるのではないか?(ある意味「一揆」)。
※家電ゼネコン(モノツク利権)は、堤防工事が増えりゃそれでいいわけだし。
※そもそも消費者が求めてるのは荼毘10ぢゃねぇ。「いままで通り」だ。
『とすると、ニコ動なんてのは差し詰め「ええじゃないか」的なものなのかな?』

「デンパキチ」を崩す要素

  1. 通信と放送の融合
  2. 広告事業における革命
    • ネット広告やフリーペーパー等による、広告回路の分散/ピンポイント化は、「広告市場そのものの縮小」に繋がる(巡航ミサイルがあれば、大型爆撃機は減らして良い=軍事費縮小)。
    • 「テレビ広告費」も縮小せざるを得ない(電通の費目見直しは、自らの生き残り策立案のため?)。