タイトルは後で考えるか、記事分割すること<おれ
を見て思いついた事。
上記によると、99年の時点で、しかるべき立場にある技術の専門家が次のような事を述べたと言う。
「今日本にはよって立つべき技術は何もない。
自動車はたまたま外貨を稼いでいるが、これだっていつかは構造不況業種に転落する時代が来ることは歴史が示している。
その時に次の産業は何があるか?
何もない!
あえて言えば、iモードのヒットに関連して、モバイル通信の技術にかかわるものだけが今日本の唯一誇れるものだ。
ここに一点突破で集中するしか日本が生き残る道はない」
- 視野狭杉。99時点ならゲームというプラットフォームが世界を征服してた。
- 「あんなものは技術レベルが低い」という意識であれば、テク屋の自我と儲け口を混線してもいる。
- こうゆうタイプを「しかるべき立場」に置くのは、軍の編成を「空母?あんなものは主役に成り得ない」ちゅう人に委ねるようなものだ。
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「加工貿易立国」は持続を期し難い。
経済のメジャーリーグが、G7の7億人から、G20の40億に急拡大したからだ。原材料高騰の一方、商品価格は劇的に下げねばシェアを獲れない。
シェアが獲れねば利益は少ない。利益が少なきゃ投資もできん。投資できなきゃ技術もじり貧。たたかいは数だよ兄貴ぃ!
- そもそもデジタルデバイスは部品買って来て組み立てりゃそれなりになる。
- 故に低価格でシェアを取りやすい。
- シェアが取れれば下請けイジメがやりやすい。
- 中国の「モジュール型商品開発」はこれに適している。
- ゆえに日本企業が苦心を重ねて作った部品を、捨て値で渡す羽目になりがち。
日本企業は「インテグレーテッド型商品開発」による技術格差拡大戦術を取ったが、純粋機会性能で突き放しても、コストパフォーマンス、すなわち「たかた・エフェクト(このお値段でこの機能!)」の前に世界シェアを失いつつある。
ハイテクは嫌いじゃないが、「ハイテクハイテク日本はやっぱりモノツクリ教」は、製造業全般の「フェラーリ化」に繋がる。
「部品は全部ウチが作ってんだ!」というのは、蒲田のおっちゃんの心意気だね。大好きだが、彼らの「実入り」は高く無い(製造業全般の「蒲田化」)。
Appleについて
局所的に見て日本のほうが優れてるとか、日本のビジネスモデルを真似たとかは、自我を満足させる以外の用途ではほぼ意味がない。全容を俯瞰せな局部の位置づけが見えてこないからだ。
アレを製造業と捉える事が間違いだ。ユーザーエクスペリエンスとか、『iTunes Storeまで含めたトータルの「おもてなし」』とかでもイメージがボケる。あれは製造業とサービス業のハイブリッド。2.5次産業と理解すべきだ。
- 2次パート
- ハード開発
- ソフト開発
- 3次パート
- 流通
- オフライン:Apple Store
- オンライン:iTS / App Store
- Saas:MobileMe
- 流通