テレビの終わりは新しいメディアの始まり
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- 日本で制作される映像の90%以上(時間比)がテレビむけ。
- メディアの多様化により、テレビの広告効果が降下(ネットも不況もダメ押しに過ぎない)。
- キー局に集まる広告費が降下。
- キー局製作番組を流して波代を貰うだけの「地方局」は生き残れない。
- そこに地デジの設備投資負担がのしかかる。
- 認定放送持株会社
- 複数のテレビ局を、持株会社の傘下に持てる制度。
- マスメディア集中排除原則/一県一波制の緩和。
- これは地方局救済のためと説明される。
- 地方局上層部は、概ね「地元のセンセイ」と関係が深い。← 古い自民党
- メディアの多様化に対応するには、
- 「シチョーリツが全てです!」→「繰り返し、何度も見られるのが良い番組」に変化する事が必要。
- 多彩な伝播回路に「放送権を、繰り返し、何度も売れるのが良い番組」に変化する事が必要。
- 多彩な伝播回路に
- タイムシフト:見逃し視聴
- プレイスシフト:ケータイ、ネット、CATV、衛星放送
- 放送権を
- 公衆送信可能化権
- コピーライト
- 繰り返し、何度も売れるのが
- 永代放送権/一回こっきり権/期間限定何度でも放送して良い権。
- 広告付き無料放送権
- 有料視聴向け放送権
- 客に録画させても良い権
- 録画を光学ディスクに書き出させても良い権
- 光学ディスク販売権
- オンラインファイル販売権
- 客にファイルを渡さず、鯖へのアクセス権を売る権
- 良い番組
認定放送持株会社がやるべき事は、
- 放送事業の切り離し。
- 製作事業への離脱。
最終目標はココ。
【ハリウッド映画に見るウィンドウ】
WINDOW1 映画興行 →0ヶ月 WINDOW2 機内上映 →1ヶ月後 WINDOW3 レンタル・セルDVD発売 →3〜6ヶ月後 WINDOW4 ペイ・パー・ビューTV →7ヶ月後 WINDOW5 ペイTV局 →1年後 WINDOW6 ネットワークTV局 →2年後 WINDOW7 ケーブルTV局 →ネットワークの1年後 WINDOW8 地方TV局 →ケーブルTV放映のあと WINDOW9 インターネットによるオン・デマンド配信 →随時
彼らは実際の映画制作作業に入る前に、これだけのウィンドウ(消費者とサクヒンの接触機会/興行主から見ると収益機会)に「配信をする権利」と「関わる人のとりぶん」を交渉し、調整し、契約している。