無題ブクマ
- 日本経済は、この20年間にわたって停滞を続けている
- (グローバル・インバランスの拡大がもたらした2002-07年の好況を除く)
- 長期低迷の根本は、従来型の日本の経済システムが内的、外的変化に不適合になっていること
- キャッチアップ型成長段階の終焉(内的変化)
- 冷戦の終わりと大競争時代の始まり(外的変化)
- 部分最適化の限界
- 経済システムの再構築
- 社会システムの形成は2つの要素が必要。
- 1:自生的秩序形成。無数の主体の行動が合成された結果。← ≒ 自由主義
- 2:合理的なルールの設計。政策的な誘導。← ≒ 日本はココが弱い
- 社会システムの形成は2つの要素が必要。
経済システムの再構築の例
「ニューディール」は経済的な結果を出せず、結局米国はWW2という「天佑」で回復した。戦後、労働者の権利は大幅に制限される。ただし、この間に台頭した「リベラリズム(自由主義)」という名の社会民主主義は、末永く米国の基幹理念となった。
いずれにせよ「自生的秩序形成」と「合理的なルールの設計」の間には、数十年単位の模索が要るようだ。
2010年01月22日(金)松浦晋也氏のtweetから
- 松浦晋也 (ShinyaMatsuura) on Twitter
- 読了。「イスラームの日常世界 (岩波新書)」片倉 もとこ著 (Amazon) http://bit.ly/4FBX7w イスラム世界の日常感覚をコンパクトにまとめた好著。1991年出版だが、今なお読む価値がある。posted at 11:46:12
- かなりイスラムに好意的かつ欧米社会に批判的に書かれているが、描かれるイスラム社会のありようは新鮮。自分がイスラムに無知だったことを痛感させられる。posted at 11:47:22
- 例えば女性差別の象徴と見なされるチャドルだが、実は「男社会」「女社会」が画然と分離していて、女性が女社会に入る“切符”がチャドルなのだそうだ。そして、女社会は女同士の気楽さがあり、しかも男社会と女社会の勢力はやや女社会のほうが上なのだとか。posted at 11:49:59
- あるいは、無責任の象徴ともされる“インシャラー(神の意のままに)”という言葉も、「人事を尽くして天命を待つ」に近い意味がある。その背後には、人生を本質的に流転するものと捉え、ストックよりもフローを重視する姿勢があるとのこと。posted at 11:52:33
- ストックに執着する者はケチとして軽蔑され、フローとして貧乏人に喜捨するものが尊敬される。喜捨して貧乏になってしまうのもダメで、喜捨しつつ稼ぎ続ける、つまりフローを維持できることが尊敬の条件になる…なるほど、である。posted at 11:54:59
- 労働より思索や芸事を上に置くというのも、納得。でなければ中世にギリシャの文化を維持発展などできなかったろうし。同時にアフリカ当たりで奴隷商人として活動した理由もこれなのだろう。奴隷にイスラム教が拡がった場合は、どのあたりで「アラーのもとの平等」に組み入れたか興味があるな。posted at 11:57:34
- 一読の価値あり。案外ネットにはイスラムの考え方が合っているのかも、と思ってしまった。posted at 11:57:41