そうゆう人からでんきを買いたい。
いわゆる「九電やらせメール事件」に関するブクマ。
1)
頭書リンク先によると、以下のような事を仰る向きがあるらしい。
- やらせメールというのは、どこがやらせなのか?
- 単に意見促進メールにすぎないではないか?
- マスコミに踊らされているだけである
- 九電メール「騒ぎすぎ」派の方々がかなり多い、という事実であります(これは紛れもない真実です)。
こうした感性には大西宏氏も違和感を表明しておられますが、オレ的には「そりゃ"よもまつ"だ」と思いました。
2)
一方で。九電社長をお勤めの真部利応(としお)さんは、どうも「騒ぎすぎ派」の方々とは異なる感性をお持ちのようです。
『事実だったら道義上問題。こんなことをやっても何も動かない』
6日午後四時過ぎ、佐賀新聞の取材中に第一報を受けて(2011年07月07日佐賀新聞http://goo.gl/rfvJ2)。
『私は知らなかったし、指示していないが、とにかく責任は私にある』
6日夜の記者会見にて(2011年7月7日朝日新聞http://goo.gl/rxiJG)。
オレ的には、第一報の場に居合わせ、その場で道義責任を問わざるをえない佐賀新聞さんとのやりとりに、燃えました。後者は、The buck stops hereとゆうカンジです。「これがふつう」だと思いますが、時局柄輝いて見えるよ真部利応はオットコマエだ!。
3)
、、、失礼。取り乱しました。
即物的なレベルでも、仕込みがバレたら"やらせ"です。"やらせ"が厭ならサクラです。サクラがバラせば仕込みはバレバレ。サクラにタバかられて喜ぶ奴なんざ居ません、、、ですから「しこむ者」は入念に「バラさないサクラ」を探すべきなのですが、、、なんか今回はバレている。
- 2011年7月8日 読売新聞:やらせメール、子会社社員が説明会前日に告発
男性社員は「こんなコンプライアンスに反する行為は、自分の会社のためにはならない」と考え、知人に相談したところ、共産党の事務所を紹介されたという。
そこで、なぜバラすような「KY社員」にまで「一国民として」「自宅PCから」「メールして」みたいなコナかけたのか?がナゾです。
- 2011年7月8日 朝日新聞:やらせ指示、関連4社が周知 九電メールを転送・回覧
- 2011年7月7日 日経新聞:九電「やらせメール」 2300人以上が閲覧
メールにイントラ掲示板で計2300以上にコナかけ.....って中洲がモチキリになりませんかそれわ*1。しかも、成果たったの20に告発1.....すいません。ちょっとワケがわからないです。
もしかして:このショッパイシゴトの底にあるのは、こういう感性ではないでしょうか。
- どこがやらせなのか?
- 単に意見促進メールにすぎないではないか?
- 「こんなの騒ぐほどの事じゃない」が多数派
オレ的には「仕込みがバレたら"やらせ"」です。ですから、仕込むのなら、最後まで騙して上げるがオシゴトだと思います。なにしろ、"やらせ"はバレたら吊られますし、、、どうも「やらせメール」の伝播〜転送・回覧・イントラ掲示板に掲載、など〜を繰り返した人たちは、そのへんマジに無自覚な印象を受けました。ナチュラルに怖いです(原発とか以前に)。
4)
ちと妙な話をします。
例えば。世界をブラックをホワイトに分け、自分はホワイトだから自分のやることはブラックではない。という意識を持つのは危険な事です。批判を受けたときに、逆切れと小理屈で「自分の中の自責の念」を騙さねば、生きていけなくなるからです。
といって「バレたら吊られる」という恐怖を抱えて生きてゆくのも、あまり気楽な人生でもないでしょう。なにしろサクラにタバかられて喜ぶ奴はいません。スカを掴まされるからです。客にスカ掴ますような商売が、まっとうな商売と呼ばれる事はないでしょう。
頭書リンク先にて大西宏氏、曰く。
たったひとつの結論は、
倫理と常識を失わず、つねに正直であれです。
あるいは情報発信に関して不正なことをするなです。
オレ的には。「コンプラだかテンプラだか知らねぇが、商売のコツは、客よし・店よし・世間よし!」ってカンジです。
私は、告発された方の倫理感と、真部社長の常識を信用します。
そうゆう人からでんきを買いたい。
*1:関連4社は本社福岡