消費者にミカタなんていないと思うけどねぇ

利害が異なる以上、「権利者団体」も「メーカー」も「交渉相手」でしかないと思う。

  1. 消費者はB-CAS/コピワン全廃
  2. 権利者はコピネバ
  3. TV局は「テレビは放送でみるものです」
  4. メーカーは機械が売れりゃなんでもいい。

 これらの利害調整を市場に任せとくと、こうなるように思う。

  1. B-CAS/コピワン抜きの無料放送には「価値のあるコンテンツ」は流れない。
  2. 「価値のあるコンテンツ」は「コピー不能なファイルの販売/録画不能な視聴ルート」に流れる。

 当然、「地上波無料放送が娯楽の王様」な日本では、平坦な道のりではない。

  1. 消費者の生活習慣
    • 録画慣れ(無料放送としては、日本のテレビは抜群にレベルが高い)。
  2. 権利者のビジネス習慣
    • 実演家などにとって「テレビ」は重要なルートだが、そうではない「実演家」もある。
      • 『店先に演歌歌手のポスターが目立つCDショップがあった。お店の中には、たくさんの人が列を作って並んでいるので、何だろうと思って、私も入ってみると、演歌歌手のキャンペーン中らしく、ファンとの撮影会をやっていた。こういう光景も、最近は、あまり見なくなったので、とても懐かしい気がする。(副都心としてにぎわい見せる駅前 路地を入れば暮らしのにおい : ぶらり街さんぽ -080520 YOMIURI ONLINE)』
      • 08/05/29朝日夕刊によると、歌番組の減った演歌歌手(配信とかやらない層が相手)にとって「町のレコード屋でのコンサート」は「誰もがやる事」になっているのだそうで、、、コイツはなかなか盛り上がりそうだ。
      • 「芸」を売るなら、対面が基本とゆうカンジはある。
  3. TV局の意識転換
  4. メーカーのビジネスモデル転換
    • デジタルデバイスは「部品買って来て組み立てりゃできる」
    • 「下請け」を噛み合わせて調達価格を下げ、シェアを取って購買力を増やす方向がキー(液晶テレビ市場の動向 - agehaメモ
    • 技術信仰(モノツクリ教)は結構厳しい。
    • (但し、工作機械などは別)。

 こうした事どもは、やはり市場に任すべきだと思うのだが、ここに2011停波期限を足すとどーなんだろな。