「かのこん」なるアニメが小学生に人気だったらしい。

今どきの小学生が見る動画 人気1位アニメはエロコメディ(080517-j-cast)

 動画サイトのランキングで、エロコメディのアニメが小学生で1位になり、話題になっている。全裸の少女が少年に抱きつく場面があるが、サイトの判断で年齢制限をかけなかった。性表現は子どもたちにどこまで開放されているのか。

 5月13日配信の第5話「ダメになっちゃう?」でも、ちずるが耕太のズボンのベルトを外し、「ゆっくりと初めてを楽しもうね」「おじいちゃん、とうとうボク大人になっちゃいます」と会話するシーンがある。ただし、各話とも性行為の表現まではしていない。

 、、、という寸止めが肝心なのだそうだ。一時期、GyaOの全性別&年代別ランキングで、小学生男子1位、女子2位だったのだとかURI
 へぇへぇへぇ。てゆうかやだな寸止めを好む小学生て。そもそもそういう侘び寂びは(略)、でわなくて、ストレートにエロいから見たいんだと思う。いやだわおかあさんしんぱいだわ。まだ小学生なのにあらあらあら。
 『かのこん』配信中止 繰り返される窓口の移動 - アニメ、マンガの作品レビューと批評(080527)によると、

  1. 03頃から表現規制を避けたいアニメがVHF局→UHF局に流れ始めた。
  2. 今回の件でネット配信も、もはやマイナーではなく、
  3. 年少者でも気軽に触れられる回路となった事が明らかになった。

 のだとか。児童ポルノがどうだとか、青少年ネット規制とか、エロゲは人格を破壊するとか、あのへんの議論は一見乱暴に見えるのだけど、その背景には、「ネットがマイナーではなくなって来た」という実感が籠っていたり、お父さん・お母さんの間に「いやだわおかあさんしんぱいだわ」な局面が増えていたりすんのかもしんない。
 なお、アニメ、マンガの作品レビューと批評の日詰明嘉さんは、

  1. 制作者には「そもそもそうした表現は作品のために必要なのだろうか」。
  2. 窓口(視聴機会の提供者)には「そうした表現をスポイルするに十分な理論立てた規定を持っているのだろうか」。

 と締めている。