総務省、09夏から段階的アナログ停波に踏み切る意向を表明。

 たしか07末頃には段階的アナログ停波を諦めて、一斉停波の方針を固めたはずだが、なんらかの変心があったようだ。

7月25日 4時52分

ヨーロッパを訪問している増田総務大臣は24日、記者団に対し、地上テレビ放送が完全デジタル化し、今のアナログ放送が終了した際の影響などを事前に確認するため、アナログ放送を先行して止めるモデル地域3か所程度を今年度中に選定し、来年夏をめどにアナログ放送の終了リハーサルの実施を目指す考えを明らかにしました。
 
地上テレビ放送は、3年後の平成23年7月24日までに今のアナログ放送が終了し、完全デジタル化されます。これ以降、アナログ放送は見られなくなるため、総務省では、アナログ放送の終了が3年後に迫っていることを周知徹底するとともに、アナログ放送が終了した際の課題や対策を確認するため、地域を限定してアナログ放送を先行して止める終了リハーサルを来年度中に実施することにしています。これについて、増田総務大臣は、訪問先のドイツ・フライブルグ市で記者団に対し、アナログ放送を先行して終了するモデル地域3か所程度を今年度中に選定し、来年夏をめどにアナログ放送の終了リハーサルの実施を目指す考えを明らかにしました。これを受けて、総務省はおよそ5000世帯規模の地域を念頭に、モデル地域の選定作業に入ることにしています。また、増田大臣は、完全デジタル化に向け、地域ごとに段階的にアナログ放送を終了させているイギリスの取り組みを視察させるため、総務省の担当者を現地に派遣する方向で検討しています。

  • 『増田総務大臣は、訪問先のドイツ・フライブルグ市で』

外遊先で発表すると、国内で文句言いにくる人が来れない。電話でも捕まえにくい。結果的にカウンター情報に埋もれにくく「粛々と進行してゆく空気」ができたりする。便利。

  • 総務省はおよそ5000世帯規模の地域を念頭に、モデル地域の選定作業に入る』

 トラブルの洗い出しが目的なら不足とも思える数字。逆に「停波に問題はありません!」といえる材料が欲しいなら、なんとでもできそうな世帯数ではある。

  • 『地域ごとに段階的にアナログ放送を終了させているイギリスの取り組みを視察させるため、総務省の担当者を現地に派遣する方向で検討』

 やや遅い感があるが、多いに有用。報告書は広くWebで公開してほしい。