NHK内部の派閥
おそらく、NHK内部は一枚岩ではない。でかいし。最低でも2種類の系統があるように思う。
- 技研系←「ハイビジョン」の推進母体(技術イニシアティブ絡みてゆうか)
- 事務系←「b-cas」の推進母体(受信料絡み)
技研系
- おそらく世界最大級の、放送技術専門の研究機関(予算規模120億級、人員300余)。
- 「ハイビジョン」を筆頭に種々の放送技術の研究開発にあたる。
- 「技研人脈」は国内大手メーカーに広がっている模様(天下り)。
- ゆえに、機材を納入する各メーカーに睨みが利く模様(NHKの購買力ってすげぇし)。
- 「Not invented in here症候群」に陥りがちと思われる。たとえば「アナログハイビジョンへの拘泥」、「デジタルテレビの拒否」、「デジタルテレビにハイビジョンをねじ込む」、「1080iへの拘泥」、「720pの拒絶」など。
事務系
- 大量の「ファミリー企業(子会社・公益法人・関連会社など)」に天下る。
- 基本的に「報道あがり」がイニシアティブを持つと思われるが、一部が「独立王国化」している可能性もある。
- たとえばNHK教育講座や今日の料理などは番組の視聴率は低いが「株式会社日本放送出版協会」のテキストはよく売れるのだそうで、そーなると「国土交通省 VS 旧道路公団」みたいな感じで本体と下部組織の利害がズレる可能性がある。
- ただし、基本的に「ファミリー企業の存続」は受信料に依存していると思われる(資本金や売上金の出所が受信料という意味*1)。
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- ファミリー企業の存続のために受信料収入を確実にしたい「みなさまのNHK」
- カード類の機器納入で儲けたい(あるいは大口取引先の機嫌をそこねたくない)一部メーカー
- 本来のCASシステムのユーザーたるべき有料放送事業者
*1:郵政改革や道路改革になぞらえべきかもしれない