まぜちゃイケナイ洗剤。

『ハイビジョン画質の地上波無料放送がこれだけ充実しているのは日本だけであり,単純な比較はできないと考えられます。』

  • 『洗剤1)ハイビジョン』:NHK技研の「未来のテレビ」。研究着手は東京五輪にまで遡る。より高い臨場感、より高い解像度(そしてカラー受信契約の次のドル箱)。
  • 『洗剤2)デジタルTV』:欧米発の「電波の有効活用」。既存放送事業者は、立ち退け。肝は、多チャンネル化、情報の多様化。昨今では携帯電話やWiMaxなど、高速無線通信も焦点。もはや逆らい難い。
  • 『洗剤3)圧倒的な地上波放送』:
    1. デンパキチ:デンパク・キー局・地方局。年間2兆のTVCM費を分け合うナカマ。サクヒンは無料。『シチョーリツが全てです!』
    2. みなさまのNHK:年間5千億の受信料を分け合うNHKファミリー。サクヒンは有料。『あえてテレビを買ったという時点で受信料支払い義務が生じると考えている』
  • 洗剤4)『ハイテクハイテク日本はやっぱりモノツクリ教』:価格性能比で中韓に勝てない。「現状は快適テクノロジー」で「パラダイス鎖国」に引きこもりたい。

 『流通が圧倒的な立場に立つと、価値の創造者に成果に見合った報酬が渡らない(五条)』。したがって、上記3番を相対化すれば、みんなもっとしあわせになれるかも知れない。例えば;

 キー局/NHK著作権を確保していないのは映画とアニメくらいだが、これら「フロンティア需要」を拡大し、地デジ/BSデジからコンテンツを引き上げてゆけば、社会全体の「地デジ/BSデジ依存度」は相対化する。

 洗剤1〜4番は、全て「土管」に過ぎない。テレビなど、番組なければただのハコだ。圧倒的優位に立つ伝播回路が相対化すれば、価値の創造者に成果に見合った報酬が渡るシカケが生まれてくる。かな?