海部美知さんの毎日新聞hentai問題に対する見解にびびった。

 たぶん、この件に関して読んだ中で、一番秀逸。一番怒ってるのは主婦だとゆうご指摘。

少なくとも、相当の数の「女性」「お母さん」たちが本気で怒っていて、本当にダメージのある行動をしているのはこの方たちなんじゃないか、と私には思える。

 言われてみればこのネタでは「鬼女」とか「可愛い奥様」などの文字列をよく目にする。

「英語で書いたのと、ちょっと下品だったのは悪かったけどねー。まー、ジョークだからさ、大目にみてや。わはは。」と言っているように聞こえる。だから、彼女たちの怒りは収まらない。

 あ〜そうか「おかあさんが息子にどーした」とか「看護婦がどーした」とか、そりゃーそーだよなー。てゆうか、それらを目にしていながら気づかなかったって事は、オレもその手のおっさんなのだ。どひー。

この件は「ネットと旧メディア」構図でもあると同時に、伝統的な「セクハラ問題」でもあると思う。

 気づかなかった苦さを忘れる為にも毎日を叩こう!という下衆な動機*1で書くのだけれど、毎日新聞社の課題は随所で指摘されているイ)「検証・謝罪・再発防止策の不十分さ」ロ)「対ネット(というより消費者/生活者一般)コミュニケーション能力の低さ」の他に、ハ)「主婦層の生理的嫌悪感への対処」が加わる。加わるってゆうか最初からハ)がコアであり根本だったのかもしれないが*2

 イ)とロ)はまだいい。「情報統制派」の人も「ネット上の意見」に貸す耳はなくても、「対・消費者コミュニケーションのプロの意見」になら貸す耳もあるだろう。例えば糸井重里さんや佐藤雅彦さんみたいな人の知恵を借りれば、時間と労力はかかるにせよ打開できんもんでもない。よーに思える。

 それでなくても毎日は、押し紙率が最も過酷と言われている。同時多発購読停止攻撃に発展したらもたんぞ。ママはペンよりもつおいぞ。

 ハ)の対策は無い。ほんとに、無い。購読契約で配る洗剤どーんと増やすくらい?だーらそれが女性蔑視やんかってのは分かってはいるが、この問題の「セクハラ成分の強さ」に気づかなかったおっさんとしちゃ、あとは「平身低頭して謝り倒す」くらいしか思いつかない(もちろん実効性はない*3)。
 根本的には、役員会から中下級まで、あらゆる決定権源保持者の男女比を半々にするしかない。目標値は「男性が女性上司をセクハラで訴える事態の発生」*4

 趣味的には毎日は、ヨミモノとしちゃ一番面白い。 - agehaメモと思っているので、あんま潰れてほしくないんだけどなぁ。まんたんウェブとか。

*1:やらしーとは思えども腰が浮いちゃった気分は書き残したひ。

*2:だって図書館でマイクロフィルムとか、司書資格でもなきゃ思いつかんぞ。思いついてもそんな時間ないぞ。時間あってもやらんぞなんか、レーゾンデートルに関わる怒りでもなきゃ。あーいや主観的には←びびってるびびってる。

*3:ぶっちゃけ「おっさん」が謝ったら「燃料」で、若くて可愛い男の子が涙ぐんだら「延焼防止」みたいな。

*4:セクハラって「マウンティング」の一種だと思ってるので