リーマン・ブラザーズ

日本との関係で有名なことは、古くは、リーマン・ブラザーズに統合される前のクーン・ローブが日露戦争の戦費調達のための日本国債を引き受けたことである。

有名な理由は、たぶん司馬遼太郎の『坂の上の雲』だと思うけど、アレ引っ張り出すと大掃除がおわりゃせん。

 日露戦争開戦当時、日本は莫大な戦費調達が必要となります。その為、政府の命を受けた当時の日銀副総裁、高橋是清氏が資金調達のために奔走します。しかしながら、アジアの小国である日本とロシアの国力の差、さらにシベリア鉄道が開通して、ロシア軍のアジア地方への補給線が確立されたことや、バルチック艦隊の出撃などで日本の敗戦は濃厚との見方が一般的で、開戦と同時に日本の外債は暴落。アメリカではもちろん、ロシア牽制という共通の目的を持っていた日英同盟下のイギリスでさえ、多くの銀行に悉く断られました。そうして途方に暮れていたときに手を差し伸べたのがクーン・ローブ社でした。その後結果的に日本は国家予算を上回る規模の資金提供を得ることができ、見事日本は日露戦争に勝利したのでした。

エルトゥールル号の恩を忘れずに日本を助けてくれたトルコの人々に倣い、日本もリーマンの為になんかすべきかもしれん。
というのはアレにしても、この金がなければ、おいらはなんとかビッチとか、なんとかーニャとか、年齢や血縁や上下関係に応じて無数の名前を持っていた公算が高い。