「SPIDER PRO」

  • 開発はベンチャー企業のPTP。
  • 2007年から法人向けに販売開始。
  • 8チャンネルの地上アナログ・テレビ放送を1週間分すべて録画。
  • 同社の情報提供サービス(要常時接続)が前提。
  • 番組やCMを検索、望むシーンを素早く探し出せる。
  • 2008年4月時点で約120社に提供
  • 広告代理店や企業の広報/宣伝部門,放送局や番組制作会社などが中心
  • 個人も少数(安価ではないが)

地デジ版の試作機はできているが、複雑で、将来の変更の可能性も有る「ARIB運用規定」に警戒。発売目標は2011。

最終的な狙いはあくまで個人。

  1. 2008/05/08:テレビの視聴体験を根本から変えたい——。1週間全チャンネル録画機「SPIDER PRO」を作った理由(前編) - デジタル家電 - Tech-On!
  2. 2008/05/09:テレビの視聴体験を根本から変えたい——。1週間全チャンネル録画機「SPIDER PRO」を作った理由(後編) - デジタル家電 - Tech-On!
  3. 2009/01/07:複雑すぎる規定はイノベーションを阻害する——全チャンネル録画機のPTPに聞く - デジタル家電 - Tech-On!

以下2番より;

かなりマニア向けの機械という気がします。
有吉氏 そうでもないですよ。例えば我が家では家内がSPIDER PROの最大のヘビーユーザーです。各局の連続ドラマを2倍速で見て「同じ時間で2倍のドラマが見られる」と喜んでいます。2倍速までの再生なら音声付きで見られるようにしてありますから。私は2倍速でドラマなんてとても見られないんですけどね。家内はすごいです(笑)
小学生の娘は友達に「昨日の××は面白かった」と言われて,「知らなかった。教えてくれてありがとう。家に帰って見てみるよ」と答えて,怪訝な顔をされたと話していました。SPIDER PROで過去の番組を探して見るのは彼女にとって当たり前なんです。ただ,友達はそうじゃないってことが分かっていないようなので,よく言っておかないといけませんね(笑)。
私個人として気に入っているのは「スクリーン・セーバー」機能です。操作画面で何もせずに一定時間が経過すると,録画データから番組とCMを無作為に選び出して15秒ずつ交互に再生するんです。ボーッと眺めていても面白いし,「おっ,今のは何だ!」と興味を持ったら,ボタンを押して続きを再生できます。究極のザッピングですね。チャンネルだけでなく,時間方向にもザッピングできるわけです。その結果,思いも寄らなかったコンテンツに出会える。つい見入ってしまうような面白いコンテンツがたくさん見つかります。自分が知らなかっただけなんですが,テレビの底力を実感しますね
SPIDER PROが面白いのは,こんな風にテレビを見る体験がこれまでと大きく変わる点です。コンテンツ自体は現在放送されているものですが,1週間分を横断的に保存し,内容で検索する機能を付加することで,これまでと全く異なるテレビ番組やCMの楽しみ方ができる。こういう体験を多くのユーザーに味わってほしいと思っています。

そうして見つけた番組は、売ってはどうか?
HD録画は無料だが、ディスク書き出しは「焼き増し」になります。みたいな。

■「TSUTAYA TV セルスルーサービス」

書き出し対象 DRM 書き出し回数制限 解像度 価格
サービス開始時
Blu-ray Disc AACS 最大2回 HDTVまま 平均3675円, TV番組は893円
DVD-R DLAVCREC AACS (最大2回?) HDTVまま
iVDR-S SAFIA 最大2回 HDTVまま
将来
SDメモリーカード SD
メモリースティックPRO SD
EMPR* SD
*embedded memory with playback and recording function

せっかくのB-CASとクレカ決済。地デジを作品販売ルートにしてしまってはどうでしょうか。