♪あっかっる〜いナショナル、明るいナショナル、みんな家中なんでもナショナル!

なんつうか「テレビの進化」にコダワルなぁ...と読み進めるうちに気が変わった。

ホーム・アプライアンス、デジタル・ホーム、セントラル・インテリジェンス...各部屋のエアコンが液晶持ったり、冷蔵庫にiPodドック付けたりするよりは、テレビに映せば良いじゃない。みたいな。

その尖兵として、「テレビの横の陣取り合戦」ではなく「テレビで勝負よ!」みたいな。PLCで連動すれば、♪明るいナショナル、明るいナショナル、みんな家中なんでもナショナル。住まいの情報化はオマカセ下さい!

たしか、Apple(というかジョブスさん)の予測では、2050頃までに、人々は汎用PCではなく、目的に特化したデバイスを使い分けるようになる。とかなんとか。そこに向けた第一弾が「デジタルハブ構想」でありiLifeである...とかなんとか。Macをハブにデジカメ、デジカム、Palmやケータイ (iSync)、そしてiPod (iTunes) が....みたいな。2050とゆうウルトラ長期スパンが肝。そこへ向けて、自らも変化しつつ消費者も誘導してくのが肝。

※どこにクリップしたっけなこの記事。...FavesだかDeliciousだかgoogle notebookだかハテブだか。本田雅一さんだか大河原克行さんだか。ぬおおEvernoteにまとめてぇ。日本語検索gdgdだけど、んなもんIMAPで同期するなり、まとめてGmailに送っとくなりすりゃいい。GMailから投稿できりゃいんだけど、手許ではたまにEvernoteがリジェクトしてくるんで、しかもどの記事だかわかんねぇから取りこぼしになる。

AppleGoogleの躍進が目立つんで、どうしてもソコに目が行きがちだけども「大事な情報」の意味を広くとれば金鉱脈はまだあるのかもしれない。

■エンターテインメント・ライブラリからの侵攻。
大事なのはユーザーライブラリだ。コレを握る者が全てを支配する。iTunesも iPods もiPhone も、そのための尖兵だと思ってる。

Kindleも気になる。液晶であれ有機ELであれ、発光モニタで字を読むのはダリぃ。反射、モノクロ、高精細。ツルピカモニタなどもっての他だ。しかし、機械性能はプライマリ・マターではない。ユーザーライブラリを握る者が全てを支配する。文庫→新書→Amazon Kindle、とグラデーションかけて移行を促し、1500冊持ち歩けて、消したもんも再ダウンロードできるなら、本好きにゃドリーム方面ではなかろか。

これらのように、個人情報とアクセス権を紐付けて鯖で管理するには、蛇口を押さえる必要がある。デバイスと流通とコンテンツの垂直統合が必要だ。この三つが揃って「プラットフォーム」?。上記2例は「ファミコン+初心会」と同等の効果を持つだけでなく、「中古売買の禁止」も付いてる。

これらに比べると、デバイスやキャリ変時の移行が厄介な着うたや、Windows Media DRM、そして「売り切り」の光学ディスクは未来の見通しに乏しい。Space Townブックスは、多くのシャープ製品に対応してるけど、買ったもんを使い回せるのか、どのコンテンツがどのデバイスに対応してるのかわかりにくくて手を出す気が起きない。日本のキャリアは個人情報とアクセス権を紐付けて鯖管理できるが、海外キャリアを買収する事は資金以前に政治的に困難だし、i-modeをソフト化して売っても「世界統合市場」あるいは、EU/北米/東亜などの「ブロック市場」単位で、個人情報とアクセス権をバインドできるわけではない。

国産プラットフォームで生残し得るのはゲーム機だろう。PS3/PSPと、Wii/DS。

ファミコンより優れたゲーム機などいくらでもあった。純粋機械性能は重要だがプライマリ・マターではない。個人情報とアクセス権をバインドできればプロテクトなど必要ない。DRMは重要だがプライマリ・マターではない。

■PIMデータからの侵攻。
もう一つ、PIMデータという切り口もある。せめて住所録は手持ちデバイスの全てで同期したい。スケジュールはそうそう見返すもんでもないにしても、Palm Desktopのデータが10年分とか、MS Outlookのデータが10年分とか、溜め込んでると、それを失うのはヒジョーにキビシい。そして日々のメモ書き。

こうしたデータはフォーマットが様々なので完全同期は期し難い。

さらに日本では「なまえのふりがな」という特殊フィールドが不可欠なので、どれもが実用レベルに達し、好きな物を選べるようになるまで、タイムラグがある。と言う事は、国内キャリアは「電話帳お預かりサービス」をOutlookと連動するクラウドを始めると良いと思った....いや、筆王のがいいかな?

※Win版Evernoteって、OutlookGoogle Desktopとも連携するぽい。

■ホーム・アプライアンスからの侵攻。

以上二つとはまったく無関係に、日々情報を吐き出し得るデバイスが存在する。湯沸かし、ガス台、インターホン、PLCで連動すれば、♪明るいナショナル、明るいナショナル、みんな家中な〜んでも....すいません冷蔵庫で牛乳パックが倒れてるんで、早退してもいいですか?みたいな。

こうした情報は、特に残しておきたくも重要でもないが、クリティカルだ。笑い事ではないのだ大変なのだ。

他にも月々の電気代や、付きっぱなしの電灯や、リアルタイムで見れる消費電力グラフ(うわブレーカー落ちそう)など、別にずっと見てたいもんではないが、デスクトップ上のCPUメータというのは存外に人気のあるものだし、テレビの隅っこにアイコンがあって悪いというもんでもない。もちろん、使い勝手とお値段次第だけども。

20世紀後半の産業テーマが「電化」だとすれば、21世紀後半の産業テーマは「情報化」なワケで、「洗濯の電化」や「食品保存の電化」や「冷暖房の電化」のように、「洗濯の情報化」や「食品保存の情報化」や「冷暖房の情報化」も進むのかも知れない。

そうした「文化的な生活の象徴」は松下電器の檜舞台であり、是非とも「花柄にホーロー引き」でお願いしたい所存である。