明治時代のソフトパワー論(メモ)

1)芸団協鹿鳴館説。

  • 戦略目標:不平等条約改正
  • 戦術目標:わが国が文化国家であることを異人さんに理解せしむる事。
  • 装  備:鹿鳴館
  • 作  戦:舞踏会とか。仮装パーティとか。
  • 結  果:失敗。あれ?もしかして逆効果?
  • 教  訓:ハードウェア、ソフトなければ只のハコ。

  • 次 作 戦:芸術ないし文化の振興。ソフト生産集団の、組織化、格付け化、権威化、叙勲。
    • 上野山特務大隊

アニメの殿堂だかまんがの殿堂だか知らないが、コミケ会場に使えるキャパはあるのか

2)芸能宣撫工作隊。

  1. 大政奉還後の政治は天皇中心がタテマエ。
  2. それに即した国民教化策が要る*1
  3. 大筋は『三条の教憲』
  4. そのブレイクダウンは「教務省」
    1. 神官、僧侶を編成。「三条教憲」のブレイクダウンに当たらせる(後の国家神道の基盤になる?)
    2. 芸能人(役者、戯作者、寄席芸人、など)を編成。ブレイクダウンした内容の宣伝広報に当たらせる。
      1. 江戸時代の芸能人(役者、戯作者、寄席芸人、など)は士農工商埒外。えた・非人、、、、河原乞食。
      2. 「四民平等」にも入っていない(少なくとも字面上は)
      3. それが「神官、僧侶」に並び立つとは、どんな気分であったか?
      • cf.仮名垣魯文『著作道書き上げ』、『三則教のちかみち』

ソフトパワークール・ジャパンコンテンツ産業の振興、、、『活歴』が生まれてもあんま意味ない。

*1:江戸初期で言うと武家諸法度とか、公家諸法度みたいの