2009-06-01 明治時代のソフトパワー論(メモ) サクヒンビジネス 1)芸団協鹿鳴館説。 戦略目標:不平等条約改正 戦術目標:わが国が文化国家であることを異人さんに理解せしむる事。 装 備:鹿鳴館 作 戦:舞踏会とか。仮装パーティとか。 結 果:失敗。あれ?もしかして逆効果? 教 訓:ハードウェア、ソフトなければ只のハコ。 ↓ 次 作 戦:芸術ないし文化の振興。ソフト生産集団の、組織化、格付け化、権威化、叙勲。 上野山特務大隊 アニメの殿堂だかまんがの殿堂だか知らないが、コミケ会場に使えるキャパはあるのか2)芸能宣撫工作隊。 大政奉還後の政治は天皇中心がタテマエ。 それに即した国民教化策が要る*1。 大筋は『三条の教憲』 そのブレイクダウンは「教務省」 神官、僧侶を編成。「三条教憲」のブレイクダウンに当たらせる(後の国家神道の基盤になる?) 芸能人(役者、戯作者、寄席芸人、など)を編成。ブレイクダウンした内容の宣伝広報に当たらせる。 江戸時代の芸能人(役者、戯作者、寄席芸人、など)は士農工商の埒外。えた・非人、、、、河原乞食。 「四民平等」にも入っていない(少なくとも字面上は) それが「神官、僧侶」に並び立つとは、どんな気分であったか? cf.仮名垣魯文『著作道書き上げ』、『三則教のちかみち』 ソフトパワー、クール・ジャパン、コンテンツ産業の振興、、、『活歴』が生まれてもあんま意味ない。 *1:江戸初期で言うと武家諸法度とか、公家諸法度みたいの