一人の時は「製作委員会」を「ゼーレの老人達」と読んでしまう。

ある時期、数年前だと思うが、ふいに「ゼーレって製作委員会の心象風景だよなぁ。」とゆー妄想が浮かび、直感で確信し、現在に至る。

 90年代にテレビ東京系で放送され、社会現象となった人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が、6月29日の深夜から日本テレビで再放送されることが明らかになった。同番組はケーブルテレビなどで再放送されていたものの、異なった地上波のキー局で再放送されるのは異例で、話題を集めそうだ。 
 「新世紀エヴァンゲリオン」は95〜96年にテレビ東京系で放送されたアニメで、碇シンジ綾波レイら14歳の少年少女が巨大ロボット「エヴァンゲリオン」を操り、人類を攻撃する謎の生命体「使徒」と戦うストーリー。それまでの特撮ドラマやアニメのオマージュに加え、複雑に張り巡らされた伏線や細部まで作り込まれた設定など数々の要素で、幅広い年齢層の支持を集め社会現象となった。
 中でも、シンジの精神世界を描いた最終2話はファンの間で賛否両論を呼び、97、98年にはラストを大幅に改編した劇場版アニメが公開され、公開初日には長蛇の列ができた。07年には庵野秀明さんを総監督に、ストーリーを再構築した劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開され、200万人を動員する大ヒットを記録。27日にはその第2作「破」が公開される。
 日本テレビは、6〜8月にかけてテレビ版全26話を9回に分けて再放送する。初回は6月29日(月曜日)深夜1時59分の「第壱話」〜「第参話」。続いて7月1日からは水・金曜日深夜に2〜5話ずつを放送(3、8、29日は放送なし)。ラストは8月1日(土曜日)の深夜2時10分、「第弐拾四話」から最終回「第弐拾六話」を放送する。また、劇場版アニメ「破」の公開に合わせて特別番組も放送する予定。
 日本テレビの高橋望プロデューサーは、「大ブームを巻き起こしたエヴァの原点はやはりテレビ版。金曜ロードショーで放送される『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』と合わせて、今改めてテレビでエヴァを楽しんでほしかった」と放送にこぎつけた理由について語っている。【立山夏行】

TV版は「製作著作 テレビ東京」の筈だ。少なくとも「日本国内のテレビ放送権」は「排他的かつ独占的に占有」してるかと思う(ゼーレ01,SOUND ONLY)。
であれば、日テレは、テレ東に放送権料を払ってでも放送したい理由があったという事になる。金曜ロードショーの件も合わせると、ああ、こりゃ新作の製作委員会に日テレが食い込んでんだろうな(ゼーレ02,SOUND ONLY)、、、と思ってふとぐぐったら、、、、
Wikipedeiaでざっと見る限りでは、新作映画(「ヱ」のほう)は製作委員会方式を取らず、庵野カントクの会社(スタジオカラー)が独自に製作資金を調達しているらしい。しかしそれだけでは、宣伝力を梃子に、人脈や、資金調達話を持って来るヒトら*1が食い込むだろ、、、と思っていたら、、、、宣伝を大手代理店(ゼーレ03,SOUND ONLY)に頼ってないという、、、をいをい。興行も自主制作映画に近い形だそうで、これつまり大手配給会社(ゼーレ04,SOUND ONLY)に頼ってない事になる。をいをい。をいをい。

ちょ、、、なにそれマジすか。と、いう事は、スタジオカラーって、ほぼ完全に、ゼーレ・フリー?*2
自分の理解では、製作資金の自力調達は、著作利権の一本化と同義だ。製作委員会のような「出資者の寄り合い所帯」が「著作利権を共有」してると、創り手は「サクヒンの本質と全く関係ない利害*3でものを言う、顔の見えない*4老人達」にどつき回される。どつき回されまくるだろう。

イイヨイイヨ〜。放送(伝播)と製作(著作利権の保有)は分離すべきだ。ついでに言うと、日本の映像産業は、ほぼ「テレビ」頼みとは「大手広告代理店に集まる広告費が命綱」でもある。「自由闊達なるアニメーターの楽園」ってヤツは、たぶんこれらからの「独立自存・自主自立」にある。

ほんとうのサクヒンビジネスは、芸人と見物だけありゃいーのだ。
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全体として、「新世紀エヴァンゲリオン」は、アニメ屋さんのたましひの叫び〜〜オレはこんなにもアニメがスキなのに、どうしてこの業界はかくもこんなにこうなのか〜〜みたいなもんだと思ってる。字や口ぢゃアレだからアニメにしてみました。みたいな。実は『シンジの精神世界を描いた最終2話』てのは見た事ないので(w)。みちゃったら「みんな、しねばいいのに(アニメ屋さん以外)」とか言い出すかも知んない。みよっかな。やめとこっかな。もう14歳ぢゃないからダイジョブ、、、だといいがw。

*1:協力させてください、お互いにハッピーになりましょう!

*2:いやそのアニメ雑誌とか業界人のブログとかちゃんと読めばいいんだろうけど、細かい専門用語に深入りしたり、脳みそがクリエイタ至上主義に寄りすぎても「持続し得るサクヒンビジネスの発展」が遠のく気がして。

*3:会社の利益代表だから

*4:会社の利益代表だから