日本の政党

  1. 本来の(教科書的な意味での)政党は「民意を集約し、吟味し、優先順位をつけて、具体的な政策に変換する錬成陣」だとする*1
  2. 民意の錬成結果がマニフェスト党議拘束で行政府(内閣)を縛り倒すご主人様」だとする。
  3. このへんの縛り口は血も涙も無い。というのは、真のご主人様は別に居るからだ(国民主権)。なので、国会議事堂で見学者を迎える議員さんは「おかえりなさいませご主人様」と挨拶すると流行ると思った(なにがだ)。

、、、なんか、これだけ書いて満足してしまった気もするが、うぃきぺに主要政党の党員数というのがあったので。

政党名 党員数 党費規模推計* 政党交付金
自由民主党 約121万(党友除く) 60.5億 約157.3億円
公明党 約43万 21.5億 約27.3億円
日本共産党 約26.2万(党費納入者の推定値) 13.1億 0(制度に反対)
民主党 約4.4万(サポータ約22.2万除く) 2.2億 約118.3億円
社会民主党 約2.3万
1.2億 約9億円
合計 約196.9万
*面倒なので、各党とも一律に年間5千円で計算w。共産公明はこの他に新聞収入が相当ある筈だし、共産の党費は月々いくらというカンジのようだ。

1)主要政党の党員数は合計で約196.9万。総人口の2%に満たない。英米の主要政党の党員数はちょっとググった程度では見つけられなかったが、米国大統領選に於ける各州党大会のハデさから考えて、2%てこたぁねぇだろう。英のほうもサイトの「Join us now!」的なページが、どちらも親切なカンジになっていた。やや具体的に言うと、保守党のおねえさんが可愛いかった。「個人」として「政党の党員」になる事は、日本より珍しくないのかもしれない。自分はちょっと抵抗あるんだけど。やや具体的に言うと「ボクはXX党の党員です」って言われると、「キミもどーだい?」と続きそうでじんわりと腰が浮くw。本能でw。

2)政党を「民意を集約し、吟味し、優先順位をつけて、具体的な政策に変換する錬成陣」と考えると、党員の人口カバー率が高いほど、錬成の基礎体力が高い。筈だ。当たり前だがw。この観点から見ると、自民公明で164万。日本の政党員の83.3%。現在の自公連立は、概ね「日本国民の総意を代弁し得る」。実質はともかく、政党政治というシカケ上、そう看做さざるを得ない。社民党については、キャスティング・ボード・ホルダーとしちゃ公明に比肩する立場になれそうのにな。もうちょっとなんとかならんかな。と思っていたのだけど、、、なんですか党員数2.3万て。セクトぢゃん。なんですか民主の4.4万て。サポーター入れてやっとこ共産なみぢゃん。総選挙後にあるのかこの党。

3)そうは言っても母数が2%ぢゃあまりにも。議院内閣制はタテマエ!、ホンネは官僚内閣制!、すなわち、中央省庁が「事実上の政党」、事務次官会議が「事実上の連立内閣」というシカケは、残る98%を補間する為に発達したとも取れる。

タテマエ・ライン 内閣を拘束 国会の議決 党議拘束 自民党政策調査会 議員 ジバン(党員)

対立/協調
ホンネ・ライン 内閣/大臣を統御 事務次官会議 中央省庁 業界団体←大企業/大組織 終身雇用
ケイレツ
モチアイ
この表の委細は、自民のソコヂカラ -agehaメモを参照されたい。

4)...そもそも2大政党制って日本に根付くのかな。仮に政党の人口カバー率が国民の25%くらいまで上がったとしても、政党が「民意の錬成結果がマニフェスト党議拘束で行政府(内閣)を縛り倒すご主人様」であるなら、「野党」は次の選挙まで、「お屋敷のないご主人様」になるわけだ。党員同士もギスギスしちゃうんぢゃないか。そら米人なら相手が民主で自分が共和でも、「トモダチ」で居られるだろうけど。在日日本人てそこまで器用かな。3)番の表は、「二重政府」とも言えるが、「(だいたい)オールジャパンの民意のすり合わせ」とも言えるわけで、コッチを手直しするほうが安上がりでないかな。

5)現存最古の政党、信念と言う点では最もブレない共産党については、wikipediaの財政の項が面白かった。

日本共産党の資金源は(1)事業(機関紙)収入(2)党費(3)個人寄付によって成り立っている。一般的に、日本の議員は政治資金面で、党よりも自己の収入や政治献金に多く依存し、組織的には政治家個人を推す後援会を基盤としているが日本共産党議員の場合は資金・組織の両面で党が主柱になっている。「見返りを求めない企業献金などあり得ず、政治を腐敗させる元凶」として企業献金を受け取らず、団体献金についても「団体に所属する構成員の思想・信条の自由を侵害する」という理由で受け取っていない。

政党交付金政党助成金)については憲法違反の制度であるとして受け取りを拒否している唯一の党である。かつて第二院クラブが、登録はしておいて助成金の受け取りを拒否し、自党が受け取るはずの助成金を国庫に戻させることにより、自党分の助成金が他政党へ配分されることを回避していたが、共産党は登録をすること自体が政党助成制度を認めるとして登録をしないため、共産党に割り当てられた政党交付金は他党に配分されている。

その政治資金の大半は機関紙発行の資金として運用している。特に機関紙『しんぶん赤旗』は、非党員の支持者・中立者の読者も多く抱えるが、現在は読者数が減少しており、同党自身「『しんぶん赤旗』の読者数は、1990年に約286万人だったのが、現在、199万人余になっている」(同党第22回党大会決議、2000年11月)としている。

2008年ごろからは格差社会の拡大や雇用情勢の悪化などから、新規入党者及び機関紙の新規購読者は約1万3000人増加したと報じられている[4]。

ん〜、いーねー。この学級委員軍団てカンジ。誰か擬人化してくれw。眼鏡でお下げの図書委員風味でw。

*1:死んだおかあさんとか蘇らそうとしちゃダメです。