スパコンと民族感情と国籍意識

1967年生まれの蓮舫議員は1995年に台湾からの帰化日本人である。1997年に双子の子供を生んだときには、日本の国籍になったにも拘わらず、中国風の名前をお付けになっている。家庭的には感覚は中国のひとなのであろう。私はそうは思わないけど、日本のスーパーコンピューターをつぶすために、蓮舫議員のバックは誰で、その生まれた国の意向があるのかなあと思う人もいる。もし、そうだったらビックリだけど・・・。

たしかに蓮舫さんの言いようは不快ではあるが、それを言っちゃあおしめえよ?と思う。

民族意識の涵養は根無し草*1にならないためには重要だが、だからこそ、「自分とは異なるが、自らのルーツを大切にする人々」を尊重しないなら、より大きな不快感を生む。原理主義的には、「日本国籍」は単なる行政単位への参加資格であり、「事実上の単一民族への同化」を強要するものではない。もちろん実情では強要している。それが日本の強みでもある*2。駄菓子菓子、これを正当化する為に、異文化圏にも普遍的に通用する理屈を編み出す事は極めて困難だ。行政単位への帰属と特定民族への同化を同一視する姿勢は、ポリティカルには「人種差別」と言うラベリングを避け難い。少なくとも、公の論戦に、曖昧な民族感情を持ち込むべきではない。
それは、大のオトナの言動として、悲惨でありすぎる。

*1:例:「アメリカ人のエイリアス

*2:程度の差こそあれ、主流民族の文化が一国の強みと弱みを形成するのは、どこの国でも厳然たる事実だ。