高度な科学は魔法に見える

政府の総合科学技術会議は2009年12月9日、2010年度の科学技術予算における国策の次世代スーパーコンピュータ開発事業について、「必要な改善を行いつつ推進」と評価した。行政刷新会議事業仕分けでは「事実上の凍結」と判定されていた。この見直しにより、迷走する国策スパコン開発は復活する見通しになった。ただ開発総額1200憶円超の妥当性については議論されなかった

ただ、重要な論点である開発費の妥当性については、文科省から来年度概算要求額268憶円は妥当であるとの報告を受けている」として議論しなかった。国策スパコンによる経済波及効果についても、文科省の報告を受けるにとどまった。

なるほど、これが科学的な議論というものか。うん。たしかに魔法に見える。科学ってすごいや!