I.T.ジョーイ
05:象は、鼻が、長い
- 「象の鼻は長い」 - 2007/01/21 ageha was here
- 『「は」という助詞は、主語でなく主題を示すものであり、句点を超えて次々と文にかかっていく重要な係助詞である』
- 「〜は〜が〜」構文について
- 『元来「〜は〜が〜」構文で表されることがらは、民族の別によらない普遍的なものなのではないか。日本語ではそれを「は」と「が」で表現するが、西洋の言語(コンピュータ言語でなく自然言語)では、これを統一的に表す構文がなくなってしまった。 The elephant is nose is long. は非文(正しくない文)となったのである。』
07:ヨコカナとドラクエ体
- 明治期小新聞の研究(要旨) 土屋礼子
- 明治10年代の新聞は「おおしんぶん(大新聞)」と「こしんぶん(小新聞)」に大別される。
- 「おおしんぶん」は、漢字だらけの漢文調。輿論、政論、論評主体。華族や士族によく売れた。
- 「こしんぶん」は、絵入り、ふりがな、口語調。事件、うわさ、読み物主体。読み上げながら売り子が歩き、
都雀によくうれた。 - 「おおしんぶん」は、この文体・内容を「俗談平話」とクサしていたが、部数は「こしんぶん」の方が上だった。小新聞は(おそらく郵便制度の普及とともに)「投書コンテンツ」を充実させていった。中には「連載」を持つ者もあった。この中から、いくばくかの記者や文学者が出てもいる。
- この「俗談平話」が、言文一致体の母とも言う。