主体はAppleかWebKitプロジェクトか。

どちらも発表したのは『アップルの開発者 Anders Carlsson氏』となっている。WebKitに限らずオープンソース・プロジェクトに企業のプログラマーが熱心に参加している事は珍しくはないが、多くの場合『発表はXXプロジェクトの◎◎氏。同氏は△△社のほにゃららでもある〜』みたいな表現がなされる。

この中で当時のCEO、ヨン・ フォン・テッツナー(Jon S. von Tetzchner)氏は次のように語っている。

(*有力なWebレンダリングエンジンは、複数あって、選択肢があることが大事と述べて。*)
コントロールの問題もあります。WebKitの開発のすべてはアップルが行っていて、彼らのコントロール下にあります。WebKitはアップルのプロジェクトなのです。IEはもちろんマイクロソフトのもので、彼らはIEをすべてのプラットフォームに対して提供することはないでしょう。だからやはり複数あったほうがいいのです。

もっとも、Google ChromeにしてもWebKitベースとはいえ、

プロセス管理の仕組みをブラウザのアプリケーションそのものに組み込んでおり、そこで処理が完結するようにできている。そのため、WebKitフレームワーク単体でマルチプロセス動作する仕組みには対応しておらず、分離も難しいとしている。これについてWebKit2チームでは、Chromiumは長年Google内で極秘プロジェクトとして独自改良を続けてきたこと、そして対外的な仕組みを考慮する必要がなかったことなどがその理由にあるとしている。
(頭書マイコミジャーナルの記事)

WebKitにしてもH.264にしても「水源まで水を汲みにゆく」のは手間だ。とゆうのはあると思う。