デンパキチ001
http://www.asahi.com/business/update/0419/TKY200804190200.html
「30年前に計画したダムをがんばって作ります!」みたくなってきたな。帯域活用のスムーズな高度化より当初の計画通り、的な。予期せぬトラブルを洗い出すべく先行停波は欠かせないように思うが。モチ高普及地域で。
イ. 予定通りに停波したとしても、世界的には遅め。
ロ. 「地デジ」はもともとテレビ業界への「土地明渡し命令」に近い。
- B-CAS/コピワン/ダビテンは、いわば「立退料」。
- そもそも「チョサクケン」はオタメゴカシではないか?
- 録画する気をなくさせて、「放送(CM)」を見てもらおうという肚ではないか?
- テレビ業界は停波後の再配分に於いても「もともとこの帯域は我々のもの」と主張。
この層は「既得権益者」として振る舞う。デンパク・キー局、地方局。みっつあわせてデンパキチ。「チョサクケン」は既得権益を守る為の「ATフィールド」。
例:
コピーワンスは、もしかしてエアチェックする気をなくさせるのが目的ですか?との質問に対して、在京キー局の人は『まさしくその通り』と答えて非常に驚いた。
「放送は生で見るものです。アサクラさん」
ハ. もともと「デジタルテレビ」と「ハイビジョン」はベツモノ。
- 「デジタルとハイビジョン」を不可分一体にしたのは、90年代半ばまでアナログ・ハイビジョンの世界的敗退を認められなかった「30年前に計画したダムをがんばって作ります!」層のツケマワシ。NHK(技研?)と旧郵政(現総務)。
- そしておそらくは、大手家電。
- SDテレビの性能向上の限界=NIES(80's〜)/BRiCks(00's)との価格競争。
- GEは現在、世界的には金融と映画の会社。ブランド価値に集まるお金(資本家の投資資金)を最も有効に活用する道を探した結果、そうなった。
「事実上の統治機構」
財 →情報とお金→ 天下り団体 →情報とお金→ 官 →法案→ 政治官主導の開発独裁・計画経済が有効だったのは、高度成長までだが、「追いつき、追い越した」時点(遅くともバブル前)で、政財官の構造改革(リストラクチャリング)が必要だったのだと思う。
← 護送船団的規制・非関税障壁・補助金・国家プロジェクト ←
この層は、「座」として振る舞う。織田信長が楽市楽座でぶっ壊した「排他的同業者組合」。大好きなのは「和を以て尊しと為す」。「不確実性の時代」に向かない。
なお、「座」の中にいると、自分で考えて、自分で決めたという実感が薄いので、責任感を持ちにくい。
「ハイテクハイテク日本はやっぱりモノツクリ教」
脱コモデティ・高利益率といったらハイテク「しか」思いつかない脳みそ。
この層は「信者」として振る舞う。宗教は悪いものではないが、用法と用量を間違うと副作用がある。
二. ウェブノイドとデッタイト
- 消費者は、デンパキチ/モノツクリ教より先に「ウェブノイド化」している。
- 彼らは、NetBook/NetTop/Google/YouTubeのような、技術的には実は結構ショボイのだけど、「ワクワクするもの」を求めている。
- それを「ハイテク」と呼ぶ人もあるが、「ハイテク」はそれ自体がエンターテインメントであり、ほんとうに求めているのは、そっち。ぶっちゃけ、話のネタ。
- 地デジが叩かれるのはワクワクが弱いから。本質的に「2もの」「続編」「またかよ」的な側面がある。これはB-CAS/コピワン/ダビテンが無くても残る。
- 高画質、大画面。だからなに。テレビなんて誰も見ない。ネットでだべってる方が楽しい。(ニコ動、2ch、はてぶ、ブログ、それぷら、ミクシィ、ツイッター、プロフ、(学校)裏サイト、etc. etc.)。
- 自分の人生の主役は自分。大好きなのは「自己責任」かな?。
- デンパキチ/モノツクリ教は、この志向変化についてこれないまま「デッタイト」化している。
この結果、日本国内では「デンパキチ」に対するカウンターパワーが育っていない。例えばNetBook/NetTop/Google/YouTubeのような、技術的にはなかなかショボイのだけど、「ワクワクするもの」を生み出す、、、って言うと枯れた技術の水平志向じみるが、そうした試みは「ハイテク計画経済体制」からは、まず出ない。
わずかに出た芽も「デンパキチ+事実上の統治機構+モノツクリ教」の「統合じだいおくれ思念体」が摘んで回る。
ホ. 情報革命
革命ってのはたしか、王様の首がすげ変わる事だ。