もしかしたらブロックノイズに関しては、地アナキャプチャのほうが優秀かもしんない。
『Blu-ray版「マクロスF」の画質は地デジより綺麗!』の項に、1080iの状態での比較画像がある。楽画喜堂さんの印象は;
今までも、DVDのアプコンとBlu-ray版を比較した事はありますが。
その時はまるで”薄皮が1枚剥けたような”感覚を味わいました。まさか、地デジ放送版と比較しても同じような感覚を味わう事になるとは・・・。(;´Д`)
つまり地デジの画質は商品DVDのアプコン並みというものだが、自分は横1440x縦1080、かつ、実効レート15Mbp程度のMPEG-2が、ブロックノイズで商品DVDに勝つ可能性はほぼ無いと思ってます*1。
- 『じだいおくれの地デジのはなし』の8.2. 不十分なビットレートの項参照。
ただし、もともと「ハイビジョン」の主眼は、「高精細感」より「大画面による臨場感の向上」*2にあったようだし、また、人間の視覚には「動きの激しい部分の細かいディテイルは目にとまらない」という特性があるので、大画面の臨場感や動きの少ない場面の高精細感で「おお、高画質だ」と納得する感性は、ぜんぜん普通だろう。
でもNHK技研は「高画質テレビ」ぢゃなくて「高品位テレビ」って言ってたんだけどもね。たぶんニンゲンは高画質ってナニ?と考えだすと発狂するのだ。
だもんで、この点に関するおいらの不快感は、もっぱら高画質を連呼してフルスペック・ハイビジョン・パネルを売りさばき、「今までの液晶は残像が発生していました」とか「モッタイナイ!」とか「またぁ?」とかやってるCMの方に向かう。閻魔様に舌を抜かれる覚悟は、、、いや宣伝担当になった瞬間にできてますよねそーですね。ぢゃいいや別に。
実のところ、ブロックノイズに関しては、
- 電波状態が良い事。
- キャプチャ機材が、MPEG-2 Main Profile@Main levelの上限、15Mbpsでの録画に対応している
この二条件が揃えば、地アナ録画のほうが上であるかもしれない。とりわけ後者はHuffYuvなどで録画できる環境がありゃそもそもブロックなぞ発生しようがない。
あくまでもアナログ固有の種々のノイズとかアスペクトとか黒帯とかぶっ飛ばしたブロックノイズ限定の話だけども、こないだ標準の9Mbpsで録ってみてそう思った。
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