製造と特許の分離

  • マイクロソフトCTOのネイサン・ミアボルドさんは、現在「有望な研究開発に投資して、その特許の使用権を売る会社」というのをやっている。日本では大学の研究室等からの評価が高い。その一方で企業法務系からは「本質的に特許ゴロと同じ」という警戒感が強い(東洋経済 2008/10/25号)。

もしもこれが主流になり、その結果「製造と特許の分離」が進んだらどうなるのだろう。自前の研究開発機関を持たず「"特許のJASRAC"にオカネを払ってモノを作る製造業」が出て来たらどうなるんだろうな。

サムスンのケータイやVIZIOのテレビが近いかな。これらは要素部品の大半を日本から購入しているというが、「特許使用権」だけが流通してっと、部品はもっとやすくなるんでないかな。