ちょっとびびった

国連に「経済理」構想 独、日本に共同提案打診
ドイツ政府は国連に世界経済のルール作りを行う「世界経済理事会」(仮称)の設置を目指し、日本に設置構想の共同提案を打診する方針を固めた。独大連立与党のキリスト教民主同盟(CDU)経済政策担当のラウレンツ・マイヤー元党幹事長が10日までに本紙に明らかにした。
世界経済理事会の設置は、世界的な金融危機を教訓に秩序ある市場経済を実現することが狙い。CDU党首のメルケル首相は、先月の党大会で同構想を提起。8日にパリでフランスのサルコジ大統領と会談した際も、「国連安全保障理事会に並ぶ権限のある協議の場が必要」と訴えた。
構想について、マイヤー氏は「日本は極めて重要なパートナー」とし、日独共同提案について「行うべきだ。欧州連合(EU)として協力できれば、さらによい」と、EUレベルでの連携を呼びかけた。
ドイツとしては4月にロンドンで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会合で理解を求める考え。
一方でマイヤー氏は「注意すべきは米国の新政権の行方だ」として、具体的な動きはオバマ新政権の動きを見極めてからとした。
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2009011102000070.html

どういう事かと思っていたら。

例えば、英国の銀行トップ3を合わせると、その金融資産は同国GDPの3倍あるスイスには大きな銀行は二つしかないが、そのUBS(United Bank of Switzerland)とクレディ・スイスの2行合わせると、なんとGDPの7倍だ。母国がたまたま英国にある、スイスにある、だから、英国、スイスが救済しろと言われたってそれはできない。欧州系の銀行は、もはや鬼っ子のように大きく、グローバル化しているのだ。

つまり独人は無邪気に「金融の敗北、製造の勝利」などと手を叩いてるようなぶゎかでは無いと言う事だ。

次の金融、「よりマシな国際金融のセカイ」を睨み、そこでイニシアティブを取るべく、唯一対ドルレートを上げてる円にコナ掛けて来たと。

金融は伸びる。韓国がIMF危機を乗り切ったように。日本が石油ショックを乗り切ったように、中国人も印度人もブラジル人も「自分がいきてる内に、この国の暮らし向きはぐんとよくなる」と信じて、1日10時間労働も厭わない。資金需要はギンギンだ。

欠けているのは金融商品の品質保証/安全管理体制なわけで。今次金融危機など、信号も無い交差点でシートベルトの無いクルマが事故ったようなものだ。日独で信号とシートベルトを作ろう。そしたらセカイを半分こできるぜ?

...てなトコぢゃまいか。賢い上に目端が効く。しかもそれが与党の元幹事長ときた。

ちょっとびびった。略してちびった。