上級公務員の政治任用と執行役員制度って似てないかな。

  • 「経営と執行の分離」
    • 執行役員は「経営判断」に参加せず、実施責任のみを負う。
    • 従って「経営判断」が間違った際の責任を株主から(?)問われる事はない。
    • つまり「役員」の中にも「ラインとスタッフ」を設けるもの。
    • てゆうか「ラインの長」と「スタッフの長」。

これにより「経営判断の責任」が少数に絞り込まれる。
「ラインの長」と「スタッフの長」が未分化で、「序列」とか「格」程度のものしかなかった日本では、執行役員制度の導入は激しい抵抗を受け、頓挫、座礁、漂流*1選択と集中とはいうものの、何を選択しドコに集中するかで船頭みんなで山登り。んでもって緊急事態だ。国が支援を。タイヘンなんだ。国が支援を。こんな女に誰がした状態。つっても山に登ってと誰が頼んだワケぢゃないしなぁ。

  • テクノクラート結果責任を背負わない。
    • ぶっちゃけ背負わせるべきでない。他で得難い「専門職能集団」だから。
    • チーフ・農林水産・オフィサー、とか、チーフ・文部科学・オフィサーとか。
      • チーフを目指す農林水産・オフィサー、とか、文部科学・オフィサーとか。

んでその上にチーフ・エグゼクティブ・大臣(総理)。とか。いつかはそこを目指す農林水産担当副社長、とか、そういうカンジで説明すると少し分かりやすいかと思った。今。

でも執行役員制度の顛末を考えると絶望した!で終わりそうだと思った。今。

うーん。愛ねぇ。便利なコトバよね。

*1:ついでに「株式の持ち合い」もこの10年で元の木阿弥となり「経営判断の責任」はドコにあるやら誰が問うやら。あ、業績か。