国立メディア芸術総合センター(仮称)準備委員会の設置

漫画家の里中氏は「先日の発表では全体像がつかめず、世間の反対意見ももっともだと思った」として、事業内容が固まっていないことを指摘した。
その一方、「何をするかが決まっていないからこそ、みんなの意見ですばらしいものができる」と期待を寄せた。

エンターテインメント分野のシンクタンク、ぴあ総合研究所代表取締役社長兼所長の林和男氏は、国立メディア芸術総合センター補正予算が主に建設費や土地購入費に充てられていると指摘。その上で、アーカイブ化の予算を確保できるのかと疑問を呈した。
アーカイブを優先して予算を振り分けないと、まさに箱だけになってしまう。国の予算117億円で施設を作るにしても、そこから先の運営はどうするのか。まずは何に焦点を当ててお金をかけるかの議論が必要だ。」

、、、やっぱりorz

日本中その手の土建箱だらけやないかい(怒)。事業以前に施設維持費で死んどるやないかい(怒)。ほんで累赤たまった頃には、「こんな事になるとは思わなかった」とか、「国の支援が無いのは無責任だ」とか、「私は呼ばれて意見を述べただけです」とか、ドリーム職人どもは皆逃げとるんぢゃw。

ほんとにもー。

『何をするかが決まっていないからこそ、みんなの意見ですばらしいものができる』ったって、命とは云わないけどソコになんか賭けてる奴がいなきゃ、いいもんなんかできゃせんて。いいもんどころか箱の維持もおぼつきゃせんて。

せめてコミケとか、博麗神社例大祭とか、アノ手の会場に、、、、パトレイバーの大仏作るというのはどうか?それなら建設費の「流用」にはならんし、しばらくは人も呼べぬか。趣味的にはぴっけるくんだが、、、。

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追記;

財務省は3日、国の予算の無駄遣いを点検する予算執行調査(2008年度)の結果を発表した。調査を終えた57の事業すべてで見直しが必要と指摘し、うち 21事業は廃止も含めた検討を各省庁に求めた。与謝野馨財務・金融担当相は同日午前の閣議で、来年度予算要求に見直しの結果を反映するように各閣僚に要請した。
予算の無駄遣いを巡って、政府が09年度補正予算に計上したアニメなどを収集、保存、研究する「国立メディア芸術総合センター」が批判を浴びているが、3日の記者会見で与謝野財務相は「アニメなどの無形文化はこれからの日本の売れ筋で、将来大きな果実を生むであろう投資先のひとつ。趣味や遊びでつくるものではない」と反論した
2009/07/03, 日本経済新聞 夕刊より

とてつもない激務をこなしておられる与謝野財務相に、こんな事で楯突くのは心苦しいのですが*1

第一に、まんがとアニメとゲームは、「趣味で、遊び」であります。"遊びをせんとや生まれけむ"であります。"真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん"であります。カネを生むから投資するって事なら、文化庁は最も不適当な投資先ではありませんか。

第二に、「投資」であるなら、『事業内容が固まっていない』など、論外ではありませんか。事業内容に、『建設費や土地購入費』が先立つなど、"馬の子や牛の子に蹴させてん"ではありませんか。

*1:揶揄とかでなくマジで。たぶんいま日本で一番激務な人の一人。