「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のテレビ視聴率

追記:
『だ☆めーづ』さんの『 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ(テレビの凋落から)』の方が簡潔で明瞭で深い上に面白いです。、、、もちろん「持続し得るサクヒンビジネスの発展」的なイミで。[追記終了]
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以外に低いとみるべきか、昨今にしてはよく頑張ったと見るべきか。「ヱ」でない方知ってる人はゴールデンに家族で見ようとは思わないだろうしなぁ。戦自突入を別にしても赤い液体はインパクトありますって。

他にも、殺してやる!殺してやる!殺してやる!とか、汚された!とか、特に『Air/まごころを、君に』は、なんでコレが14禁でないのだと映画館でオレは思った。10年前のブームで一番記憶に残っているのは「生きろ(もののけ姫)」と「みんな死んでしまえばいいのに(エヴァ)」のポスターが並んでた光景。「すごく、面白いロボットアニメ」ではあるのだけど、「すごく、病んでるサクヒン」という印象の方が強い。社会的とも云えるブームになったのは主に後者の部分だろう。あと、ちまちまとエロい。

家族揃ってお茶の間で、、、というモンでは、ない。

  • livedoor ニュース - アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン」 信じられない低視聴率のナゾ
    • 『アニメに詳しいジャーナリストは』
      • 『アニメファンのここ数年の傾向として録画してから見るという人が増え』
      • 『「ヱヴァンゲリヲン」の場合、小さい子供やお年寄りには馴染みが薄く、ファンは学生や社会人中心。放送時間には外出している場合が多いため、ジブリの「千と千尋の神隠し」のような視聴率にならないのは当然』
    • 『録画予約数調査で日本最大のソネット「Gガイド・テレビ王国」によれば、なんと、録画予約数では「歴代アニメの中でも断トツに高い数字」だったという』
    • 『ビデオリサーチの視聴率には録画が含まれていない。』
      • 『Gガイド・テレビ王国」が行っているようなパソコンによるテレビ視聴を、11年7月を目途に調査に加える方針』
      • 『録画された番組が実際に視聴されたかどうかを認識する技術の開発を進める』

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09Q3現在の「株式会社カラー」のタスクは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の製作費投資回収、すなわち興行収入なわけで、「見込み客」の足を映画館に運ばせる材料が欲しい筈だ。「長期的な回収」を「1st Windowでの回収ができない言い訳」にすると、回収そのものがおぼつかなくなる。

オカネ払って番組枠を買ったとしても、興行収入でペイすれば問題ない。ただし日本の番組枠はなかなかにお高く、さらに映画代の半分近くは映画館のとりぶんになるので、この場合の収支は厳しい(TV局が自ら自局ドラマの映画化をする場合、放送番組じたいが映画のCMになるし、番組枠もCM枠もバラエティで取り上げるのもタダ)。

TV局からオカネ貰って放映権を売ったのであれば、視聴率の如何はカラーの知ったことではない。高かろうが低かろうが、見込み客の話題になればそれで良い。どのみち『ファンは学生や社会人中心』なのだ。
範囲*1

  • 最高年齢層:オタク第一世代:母集団アラフィフ、比率的には極めて少数。
  • 中心年齢層:
    • オタク第二世代:バブル入社:母集団アラフォー、概ねガンダムブーム全盛期のティーン。
    • オタク第三世代:就職氷河:母集団アラサー、概ねエヴァブーム全盛期のティーン。再放送/続編の継続によりガノタでもある。
  • 最低年齢層:オタク is Dead世代:母集団アラ煮(20)、再放送機会の減少により、エヴァ接触率は高くない(知っては居るかもしらんが)。