女子とか男子とか

「XX女子」とか、「女子XX」とかいう表記を目にする機会が増えた。読んでみるとアラサーだったりアラフォーだったりする。最近見た記事の中では、『たばこを吸わない女子記者(30)』『隣にいた男性記者(32)』『実際にたばこを吸っている女性会社員(29)』という使い分けがあった。

男子記者、とか、女子会社員、というのはちょっと躊躇われるのかもしれない。あるいは他人様に使うのは、「まだ」ちょっと躊躇われるのかもしれない。30絡みのご婦人に「ちょっとやめなさいよだんしー」とか言われる分には、なんか嬉しくなくもないけども。まぁキャラ次第だけども。

■1950のアラサーと2010のアラサー
1950 2010
国立社会保障・人口問題研究所の実績値(2005年まで) 同推計値(2010年〜2055年)。

「上」から来る「まったく近頃の若いモンは圧力」は、1950と2010で大きな差があると思われる。
 「下」に対する「面倒見てやらなきゃ感」も、1950と2010で大きな差があると思われる。
 仮に。「精神的な成熟度は年齢ではなく周囲との相対関係で決まる」とすると、少子長命化、というのは「未成熟である事を許される期間が社会的に伸びる」という事だ*1

■2050のアラサー


たぶんこの頃には五十、六十が「男子」や「女子」を自称するのだと思う。「生涯ネオテニー社会」。みたいな。
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*1:また、1950と2009現在では「くらしの裕福感」は大幅に上がったと思われるが、それは「家計に占める子育て負担」すなわち食費から教育費までのエンジェル係数が大幅に下がり、そのぶん可処分所得が増えたため、という気もする。