変体少女文字の進歩と調和。

アイルランドとドイツはGoogle提案の絵文字を〈「絵のよう」であり、ものによっては過剰に「かわいい」〉と批判していました。しかし、じつはそれこそが絵文字に刻み込まれた消すに消せないもの、師茂樹さん言うところの「一定のコンテクスト」だったのです。これを頭から否定して文字コードに収録しようとすれば、元々の文字の意味が変わってしまいます。

そりゃまぁ「表音文字」的にはそういう感覚もあるだろうが、こちとらもともと「表意文字」だ。しかも「マンガっぽい表現技法の文字化」って事なら、、、

内容(「BOOK」データベースより)
マンガ字、丸文字とも呼ばれている〈変体少女文字〉は昭和53年頃(*1978*)から猛普及しはじめた。長期間の執拗な取材でついにその謎を判明させた著者渾身のノンフィクション! この文字を解くことは、まさに新人類を知ることである。

30年ぶんの進化系だったりする。1978の15歳は09Q3現在46だ。

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まんがが「世界の文化」か否かはひとまず。

漢字には、「国字」といって、様々な時代、様々な文化圏で「僕の考えた漢字」が発生している。そのへん「表意文字」は自由自在だ。今後もそうだろう。

ユニコードは便利だけども「似た字体を一つにまとめる」っていう発想は、「表意文字」に被せるにはちょっと工夫が要るだろう。