しじょうげんりしゅぎ

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  • 1)日本国内の場合、『市場原理主義』は「格差社会」の言い換え。
  • 2)反対語は「一億総中流」。
  • 3)それが崩れたのはけしからんちゅ気分の表現。

だと思います。

気分の表現なので、右や左の旦那様(政治的な立場)や、自由主義社会主義など(経済のしくみ的な立場)などは、あんま関係ないのぢゃないかと。
それよりも、守りたいのは「一億総中流意識」。高度成長時代の「昇ってゆく感覚」、あるいはバブル全盛期の「一億総リッチ」なんぢゃないかと。それに楯突く言動は全部不愉快だ。みたいな。実際、けしからん事はけしからんですし、愉快な事ではないですしね。
この気分を英訳した時に先様からどう見えるかは、多くの人にとって想像の埒外なのではないかと思います。優先順位で言えば、コレを筆頭におく必要もないでしょう。ただし貿易立国である以上、ノー配慮では困りますが。

『行き過ぎた市場原理主義』は、実は『行き過ぎた一億総中流意識』の反動であるかもしれません。「貧乏人は麦を喰えッ!」とか。「中小企業の一部倒産もやむを得ない!」とか。政治家が言ったらそりゃ問題になるのが当たり前ですが、一面の真理ではあります。