ユーザーライブラリの分類

  1. ユーザーライブラリを甲乙2種に分け、さらにそれぞれを1種と2種に細分する。
  2. 甲はUGL(ユーザー・ジェネレーテッド・ライブラリ)、自家製bit、かいたもん。
  3. 乙はUPL(ユーザー・パーチェスド・ライブラリ)、有価bit、買ったもん。

甲)自家製bit、かいたもん。

個々のユーザーにとってより重要なのは甲種である。ある意味「自分そのもの」だから。甲は「ビジネス度」の濃淡でⅠ種とⅡ種に分けた。終身ケツモチ(終身雇用、ケイレツ、モチアイ)の輪の中にいるとこの境界線はくっきりしていて、あまり混ぜるのも公私混同な感じが漂ってくるが、手に職をつけてあちこち渡り歩くようなタイプにとっては、両者は不可分一体だろう。

乙)有価bit、買ったもん。

乙種は、ある意味で甲種の原材料であり、ツールである。原材料と言って悪ければ、インスパイアの素。こちらは「ボーン・デジタル・おあのっと」で2種に分けた。
 ボーン・デジタルな乙1種(デジタル・コンテンツ)には、オリジナルというものが無い。それ自身がオリジナルだ!と言えば聞こえは良いが、「寄る辺が無い」ので、ユーザーエクスペリエンスはゼロからデザインする必要がある。むしろ「サクヒン・ビジネス」としては、価値そのものを世間様に認めさせる作業から始めねばならない。この場合、純粋機械性能に心を奪われると、死後さばきにあう(売れない上に腐される)。人間の心には、ハイテクに接すると心の平衡を取り戻そうとするはたらきがあるからだ。ハイテクであればあるほど、より高度なヒューマンタッチ(ハイタッチ)を磨く必要がある。
のっと・ボーン・デジタルな乙2種(デジタライズド・コンテンツ)には、オリジナルという寄る辺が在る。従って、商材開発の第一目標は「再現度の向上」になる。ゴールは人間の聴力、動体視力、静止視力で「違いが分からないレベルのサンプリング精度」。経営戦略だの消費者心理だの、面倒を考える必要はほとんどない。技術力さえあればいい*1

*1:※なお、見過ごされがちであるが、和文本やまんがにとって、現存するデジタル・アプリケーション(規格やデバイス)は、まったく不十分だ。オリジナルとの落差が大き過ぎる。人間が持つ五種のセンサーの中で、聴覚は、結構ごまかし易い部類である。視覚は最も鋭敏で、従ってごまかしにくいセンサーだが、その中でも、静止視力と動体視力を比べると、動体視力のほうが鈍い。さらに動体視力のうち、平行動体視力と遠近動体視力では、平行動体視力のほうが鈍い。さらにさらに輝度(白黒)と彩度(カラー)では、カラーのほうが鈍い(蛇足:つまりメダマは、夜間用対捕食動物早期警戒システムのようだ)。以上を要するに、「まんがや本のデジタライズ」に於いて、ユーザーが必要とするサンプリング精度は、最もハードルが高いと思われる。