「筋を通す」なら「VHS訴訟」だと常々思う。
少し遠目で考えてみる。必要以上に遠目からブレイクダウンしたい派なので。
ざっくり言うと日本の映像産業の特徴はこんなとこだと思う。
- 1.無料放送が圧倒的
- 2.日本の映像産業は、ほぼ「テレビ」頼み
- 3.録画「文化」が存在
これに絡む主要プレイヤーは、大別2種(甲乙)、それぞれが2種にわかれる。
- 甲種:デンパ地主
- 乙種
- 乙1)モノツク利権(メーカー)
- 番組が「牛乳」なら、「牛乳瓶」をつくる人々。
- かつての日本の成長エンジン(もはやそうではない)。
- 乙2)視聴利権・録画利権(視聴者)
- タダで見たい、もっと見たい、イイぢゃないか減るもんぢゃナシ。
- やや自虐的だが、ぶっちゃけホンネはそーゆーものだ。→ジャンルと常識 - agehaメモ
- 乙1)モノツク利権(メーカー)
「映像芸人」は「甲種:デンパ地主」から「小作料」を貰って喰っている格好。
- 「テレビ局の小作料」は、かつては我慢できないほど悪くは無かった。
- 日本は東京一極集中で、「本社の広告費」も一極集中している。そこの蛇口を抑えるとビッグになれる。そこから「映像小作」にもそこそこのお金が回っていた。
- 全国にテレビが普及し、カラー化や衛星などで「みなさまの受信料」が伸びてゆく過程で、「映像小作」にもそこそこのお金が回っていた。
- 「ネットの普及」や「分衆化の進展」などで、このシカケは伸びがとまった。
そんなのはメーカーには関係ない話だし、私的録音録画補償金のお金の流れ(流れ方と流れ先の両方)、その存続は自分としても多いに疑問だ。
んが、コレ「映像の芸人」には相当キツい状況だと思う。
そもそも「フリーオ類」の登場で、DRMがDRMとして機能していない現実を視野に入れて無いところで筋論とか正論とか、ややこしくなるダケとゆう気がしないでもない。
もしも「日本のコンテンツ」が金になるのなら、国内でも「フリーランチ(乙種)」は終わりにしたほうがいいんでないかとゆう気は、する。やだけどw。