民主党の3層ピラミッド

• 鳩山政権を形成する官邸・内閣・党の「三層構造」が持つ意味 | 週刊・上杉隆 | ダイヤモンド・オンライン

以下、地が引用。※が付加部。

1. 官邸：玉将近衛隊
   • 官房長官、平野博文、
   • 官房副長官、松井孝治、
   • 官房副長官、松野頼久（側近中の側近）
   • 首相補佐官、衆議院から中山義活（元鳩山邦夫秘書）
   • 首相補佐官、参議院から小川勝也（元鳩山邦夫秘書）
   • これらの配置は、「故人献金」問題などへの対応に当たるためだと推測できる。
2. 内閣：政策遂行隊
   • 96年以降の約13年間の野党暮らしで民主党の政策調査・決定能力は鍛えられた。自民党が電話一本で日本最強のシンクタンク「霞ヶ関」を使い放題だったのに対し、民主は苦しい時期も政調部門のスタッフを充実させる事で、議員も職員も秘書も、議員立法などの作成によって、多くの政策に精通するに至った。
   • そのまま大臣になってもおかしくない副大臣が揃っている、内閣を2セット作れるほどの人材がある。
   • ※つまり「派閥順送り誰でも一緒内閣」ではない。事務次官会議も廃止され、「中央省庁連立内閣」は分断され、機能しにくい状態。
3. 小沢民主党：政権防衛隊
   • 民主党政権安定のために、小沢幹事長が第三層である「党」の基盤固めを行っている
   • ※元・竹下派7奉行の選挙隊長。選挙無双。とにかく強い。
   • 細川政権の教訓を生かして、何があっても最低3回は予算を通して、4年間政権をもたせる。そうした時に初めて、本来的な意味での政権交代が達成されたというふうに小沢一郎氏は考えていると思う。
   • ※09/03/02【民主党解剖】第１部　政権のかたち（１）「小沢首相」は大丈夫か (1/5ページ) - MSN産経ニュース
     • 『「当初予算を２回組めば政権は安定する」「３年間政権を維持すれば自民党と官僚内閣制はつぶれる」…。小沢は、新政権を安定軌道に乗せるための持論を周囲に漏らしてきた。自民党単独政権に終止符を打たせた細川連立政権が短命に終わった教訓を、迫る「大勝負」に生かしたい小沢の思いが見て取れる。』

上杉隆さんは末尾に

実は、そのためには鳩山氏が首相である必要は必ずしもない。場合によっては、予算を3回通すためならば、菅直人氏だろうが、岡田克也氏だろうが誰でもいいのだ。

と述べられている。短期的にはそれで政治構造の改革が進むと思うが、その先の問題も内包する。