「日本の放送」にかかる固有の問題


「日本の放送」にかかる固有の問題として、イ)とニ)が同一体という現実がある。

歴史的には当然の事だし、特段ガラパゴスという程の事でもないが、国内で制作される映像の時間にして99.66%が「テレビ向け」というモノカルチュアは、それなりにユニークなものだ。→ 日本の映像産業は、ほぼ「テレビ」頼み。

こうした「テレビ番組の著作権」は、日本では「放送免許の管理人」が持っている。ある意味、PB商品しか置いて無いお店」のようなものだ。

しかしその一方で、「見物人の喝采(リスペクトの矛先)」は、「芸人衆」に向かう。これは制作(子)会社や、局勤めのプロデューサーさんやディレクターさん等も含む。これらが「ホントの著作利権」だ。

デンパキチ」「みなさまのNHK」とも、上図の「複合利権」に相当する。ユニクロ無印良品も好きだが、世の中それしかない、というのはいささかナニだ。