世界がもし100人のNHK職員だったら…
- NHK経営委員会|最新の議事録|第1110回(平成22年1月12日(火),13日(水)開催)
36ページは、5項目の要員計画です。業務の効率化を積極的に推進し、40人の純減を見込んでいます。その結果、予算人員は1万0,582人となります。
…いや、その修飾語はおかしい。
以下、一人あたり人件費は、年1千万と仮定。
- | 削減数 | 職員総数 | 削減率 | 年間支払い人件費 |
---|---|---|---|---|
現状 | - | 10,622人 | 0.00% | - |
平成22年度NHK事業計画 | 純減40人 | 10,582人 | 0.37% | -4億 |
別案 | 希望退職400人 | 10,222人 | 3.77% | -40億 |
別案は比較用の10倍案。希望退職なので、どーんと上乗せ退職金や転職支援費用を載せる必要があるが、平成22年度は▲61億円の赤字予算が組まれており、不足は繰越金から補てんする計画になっている。同様に、上乗せ100億出しても3年でお釣りが来ると考えた。よもや優秀なNHK職員のみなさんに転職先が見つからないという事もないだろう*1。
これでも削減率は3.77%に過ぎない。「積極的な業務の効率化」と呼ぶには足りない。4人ぶんの仕事を96人に割り振れば済むからだ。それは「業務の効率化」ですら、ない。
参考
- 夢の続き - Hisakazu Hirabayashi * Official Blog
- 2010 年2月2日、バンダイナムコホールディングスが、約7千人いるグループの1割弱にあたる約630人を削減する件について。
*1:通常、希望退職は優秀な方から去ってゆく。