もしも「任意の製品を自在に複製できる薬品」があったら、家電屋さんは全力で潰しに掛かるだろう

欧州向け、北米向けのテレビ新モデルには、インターネット経由でのビデオ再生機能を持つものが増えてきている。日本のインターネット環境は、多くの国よりずっと整っている。技術的な問題ではないだけに、世界的にテレビ番組のインターネット再配信が当たり前になってくれば、1そして少額課金などの整備が行なわれれば2いずれは日本でもインターネット経由のビデオ再生が当たり前になるだろう

1:それはお金が芸人に回る機会を増やす。芸人の収入機会は、以下に分散する。

  1. 放送広告費。
  2. 視聴回数に応じたレベニューシェア
  3. 光学ディスクの売上げ。
  4. ファイル販売など。

旧来は、ほぼ1番のみ。10Q2現在では、3番の重みが増しているようだ。もし本田さんの予想通りなら、ここに2番が加わる。ただし、増えるのは「機会」であって、「総収入」とは限らない。1番の縮退を補うべく、2番3番の価格を高めに据え置くか、それとも下げて薄利多売を狙うか。ソコが興行師の腕の見せ所になるだろう。

2:それは確実にHDレコ市場(日本固有種)を潰す。
本来。「価値ある番組」は無料で放送されべきものでも、タダで録画されべきものでも無い。そりゃまぁ、一視聴者としちゃ困るんだけども。払うんだったらまず芸人。大道具さんはその後だ。光学ディスクや録画機を愛でたいわけぢゃない。

「日本のメーカー」がこの先きのこるには、「蛇口」だけでなく「水道網(上記2及び4番)」を抑える必要がある。競争相手は;

  1. Apple
  2. ガラパゴス・キャリアーズ
  3. 国内最大の映像製作資本である、デンパキチ

蛇口の出来が良いに越した事はないが、今や十分な蛇口は中韓の皆さんにも作れるし、誰も蛇口を愛でたいワケぢゃない。一番大切なのは、「水道網」を抑える事だ。