野中広務氏による機密費の使途告白報道

2010/05/02 0時頃の検索に依る。

見出し 毎日・共同は「評論家」に主眼。
讀賣北朝鮮に主眼。
産経は記事がみあたらない。
ゲンダイネット
官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白
毎日
機密費:評論家にも 野中元長官、講演で証言
朝日
野中広務氏「官房機密費、毎月5千万〜7千万円使った」
共同
野中氏−毎月5千万円使った 機密費、評論家らに配る
時事
機密費「月5000万円は使った」=評論家にも配る−野中元官房長官
読売
北朝鮮に行く」野中氏に機密費要求
産経
見当たらず
記事日付 ゲンダイ最速。讀賣最遅。 2010年04月26日 2010年4月28日 2010年4月30日21時42分 2010/05/01 00:34 2010/05/01-11:21 2010年5月1日19時36分
いつ 同上 先週 23日に 30日 30日 1日 1日
どこで バラエティに富む。
野中さんあちこちで言っている。
TBS系の番組「官房機密費の真実」で 那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で 都内で記者団に 共同通信の取材に答えて 時事通信の取材に答えて 読売新聞の取材に応じて
だれが 野中広務官房長官 野中広務官房長官 小渕内閣官房長官を務めた自民党野中広務氏が 小渕内閣官房長官を務めた自民党野中広務元幹事長が 小渕内閣官房長官を務めた自民党野中広務元幹事長が 小渕内閣官房長官を務めた野中広務・元自民党幹事長が
なにを 官房機密費の使途を 内閣官房報償費(機密費)から 当時の官房機密費の取り扱いについて、 内閣官房機密費を 長官在任中に官房機密費(内閣官房報償費)を 官房機密費(内閣官房報償費)について
どのように 毎日は特に「評論家」に主眼。 洗いざらいブチまけた 先例に従い、複数の評論家に数百万円を届けていたことを明らかに 「毎月5千万〜7千万円くらいは 使っていた」。 「1カ月当たり、多い時で7千万円、少なくとも5千万円くらい使っていた」と 「1カ月に5000万円から7000万円くらい使っていた」と 「私が官房長官当時、毎月5000万円、最高で7000万円程度使っていた」と
送り先 引き継ぎノートは公文書として保管されべきものと思われる。 N/A 歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があったことにも触れ「引き継いでいただいた帳簿によって配った」と。 「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。



「前任の官房長官からの引き継ぎ簿に評論家らの名前が記載され『ここにはこれだけ持っていけ』と書いて あった。 N/A 「前任の官房長官の秘書官から渡された引き継ぎノートに基づき、評論家や与野党の国会議員に機密費を配った」
首相 これで月2千万。残り3〜5千万 月1000万円 N/A 首相の部屋に月1千万円 月々、首相に1千万円、 首相に1000万円、 首相に月1000万円、
衆院国対委員長 ←野党交渉に当たる。でもそれで月500万て安いな。 月500万円 N/A 月500万円程度(野党工作) 月500万円程度(野党工作) 月500万円程度(野党対策) 月500万円(野党対策)
参院幹事長 月500万円 N/A 月500万円程度(野党工作) 月500万円程度(野党工作) 月500万円程度(野党対策) 月500万円(野党対策)
歴代首相(引退) 盆暮れに毎年200万円 N/A N/A N/A N/A N/A
外遊議員 讀賣のみ、野党の「元議員」としている。にしても50万〜100万円て、協賛金みたいなもん? 50万〜100万円 N/A 野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに行きたい』というのもあった。 野党議員から「北朝鮮に行くから官邸にあいさつにうかがいたい」と暗に機密費を要求された 政府・与党幹部や北朝鮮を訪問する野党議員から無心されて配り、 野党の元議員から『北朝鮮に行くから』と機密費を要求されたり
小渕元首相新築祝 (小渕元首相から)家の新築祝いに3000万円要求された N/A 「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕 (恵三)総理に電話してきたこともあった。 評論家に転身した元政治家が小渕恵三首相に電話し「自宅を新築したから3千万円ほどお祝いをほ しい」と要求した N/A 評論家の元議員が、当時の小渕首相に『家を建てたから3000万円ほしい
評論家 (政治)評論をしておられる方々に盆暮れにお届け 「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ。秘書に持って行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」。
「テレビで立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家には亡くなった方もいる」
評論家に配ったこともあった
田原総一朗 N/A 機密費の提供を拒否した評論家として田原総一朗氏を挙げた。 持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」 持っていって返してきたのはジャーナリストの田原総一朗氏だけだった ただ、ジャーナリストの田原総一朗氏には、機密費を持って行ったものの受け取りを拒否された N/A
  • 全体として「特定目的のロビーイング」というよりは、広く薄く「潤滑油として」配っている印象。
  • 理屈としてはそゆのは無い方が良いに決まっているが、恒常的に「盆暮れの挨拶を受け取っていたジャーナリスト」の存在は、それ以上の問題を孕むと思われる。
  • この点、讀賣は、独自取材を謡うワリには突っ込みが浅い印象。
  • 北朝鮮に行く元野党議員に渡すのも胡乱な話だが、まだ「水面下のパイプ維持」という理屈で機密費っぽくなくもない。むしろがっつり使ってでも拉致被害者が帰って来るなら意味がある。
  • 毎日の言う『立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けることのむなしさ』と、讀賣の言う『評論家に配ったこともあった』では、かなり意味合いが異なる。この金額はゲンダイの言う「政界を引退した歴代元首相(盆暮れ200)」の2.5倍だ。
  • さらに産経は、現時点では記事そのものが見当たらない。