エンコ厨、書籍は最後のフロンティア
「定番スキャナ+定番裁断機+実用に耐える日本語OCR」の確立は、DVDリッピングの確立に等しい。「ガイド情報の普及」はDoom9の誕生前夜。これは「エンコ厨」の増殖を生む。止める方法はない。
母数が増えれば増えるほど、海賊の発生も増えてゆく。誰もおおっぴらには推奨しないだろう。初代NapsterやWinnyの経験を経て、「世間様の常識」も随分と変化してきてはいる。それでも、ちっとばかし比率が異なるだけだ。止める方法はない。
海外では「ポータブル・ビュワー」の需要が炸裂してるという。その下地には、「エンコ厨のユーザー・ライブラリが既にパンパン」てな事情もあるのぢゃないか。英文OCRの実用度は、90年代終盤には十分な高みに達しており、また十分に安価だった(→Visioneer Paperport)。
既に我々の住まいは、CD棚でイッパイだ。DVD棚でイッパイだ。本棚でイッパイだ。もっと快適に住まいたい。CDでもDVDでも起きた事だ。止める方法などありはしない。