緊急よろん調査
紙名 | 内閣支持率 | 内閣不支持率 | のこり (多分なんとも言えない、とかそういう系) |
調査方式 |
讀賣 | 19% | 75% | 6% | 29~30日,電話 |
朝日 | 17% | 70% | 13% | 29~30日,電話 |
毎日 | 20% | 67% | 13% | 29~30日,電話 |
日経 | 22% | 69% | 9% | 28~30日,電話 |
支持/不支持を鮮明にしたハッキリ系と煮え切らない系の比率は、
- 讀賣では94:6
- 朝日毎日では87:13
- 日経では91:9
という事になる。
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- 2010年3月22日(月)配信:どこにも存在しない「世論」を乱発する新聞・テレビ「世論調査」報道の欺瞞 から要約。
- 01年、小泉政権の頃から政局が動くたびに世論調査が行なわれるようになった。
- 調査方法が、面接員→電話方式*1に変化し、お手軽になった為。
- 電話式世論調査の傾向
- 電話を切られないよう、質問がシンプルになった。
- とっとと電話を切りたい人が、さくっとYes/Noで答えるようになった。
- 20代男性が捕まらなくなった。
- これらの結果、電話方式で出た世論、それに基づいてマスコミが喧伝する世論は、実際の世論よりも誇張されて報道される傾向がある。
- 選挙に与える「勝ち馬効果」
- 但し、数日前の世論調査とくらべて「忘れっぽすぎるんぢゃないの?」的な結果も出るようになった。
- あまりに頻繁に行なわれる世論調査に国民も食傷気味になってきたのかも。
逆に。「勝ち馬効果」を逆手に取れる技能があれば、「ワンフレーズポリティクス」や「小泉劇場」が可能だろう。
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2005、2009の衆院選とも、勝者は4割代の得票率で6割近い議席を獲得している。オレ「ぶれ」を問題視すんなら、一番ブレてんのはココだと思うんだけど。こりゃ、小選挙区制とチルドレン戦法とマスコミの報道でレバレッジかかってんだよなとアタリをつけたのが上のリンクなのだけど、この内、マスコミパワーの中に、世論調査の頻度が上がった事がカウントできるっぽい。
2005の衆院選は、郵政解散だった。郵政のムダが報道される都度、世論調査が動いたんぢゃないだろうか。2009の衆院選は、"正義の白い鳩"の後だった。鳩山弟氏が「おかしいおかしい安すぎる」言う都度、世論調査が動いたんぢゃないだろうか。それがレバレッジにレバレッジかけたりしてないだろうか。
「世の中の空気という名のスピンドクター」とか、やだなぁ。ブレブレぢゃん。
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- 2009-12-30:内閣支持率を調べるのは「よろん調査」か「せろん調査」か - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言より要約
輿論 (よろん) |
世間一般の人々に共通した意見。“public opinion”(公的な意見) |
世論 (よろん/せいろん) |
世間一般での風説や議論。“popular sentiments”(世間の雰囲気、市民感情) |
さて動いているのは輿論か世論か。
そりゃアタシだって、福島さんかっこいいとは思うけどね。あそこでバッチリ「スジは通したゼ!」て決めなかったら社民消えてたと思う。土井さん直系の金剛類、九条番長には健在で居てもらわなきゃ困る。
でも沖縄に抑止力が必要か否かってのは、よくかんがえさせて頂きたいところだ。