ハ.日本におけるメディアザウルスの黄昏

〜あるいは世界の革命と生存戦略について。


仮に。情報革命がほんとうに「革命」であるのなら「持てる者から持たざる者へ」これが起きねばなりません。ここ10年ばかりの報道と娯楽をめぐるキーワードを思い出して見るに;

とまぁまぁ、ソンな感じです。なにやら「世界を革命するために」って気もします。

一方で、世兄様の台所事情は苦しくなる一方ではあります。

  • 新聞の読者が減ってしまった!
  • テレビの視聴者が減ってしまった!
  • デンパキチの広告費が減ってしまった!
  • 家電メーカーの海外シェアが減ってしまった!
  • 金融破綻で北米市場が減ってしまった!
  • 地デジ化投資があらわれた!

理由や事情がどうあれ、チャンネルビッグバンが進まぬところへ、地デジ化投資とイソターネッツの大波が一気に襲いかかってきたわけですから、なんらかの生存戦略が入り用な感じです。

ちなみに、電通さんの恐ろしいところは、3年ほど前に広告ビジネスの変化を読んでいた事です。この本だけならなんて事もないのですが、同じ頃に「日本の広告費」の調査費目を、屋外広告や出版物を拡張する形に組み替え、その後、組織編成も変えています。