へ.民族に優劣などない。

個人的には民族に優劣などないと信じているのですが、残念な事にフジ韓流騒動を巡っては民族差別的な言辞が多く混入しているかに見えます。

愛国心の発露や国威発揚は結構な事とは思いますが、それは他を貶める事によってなされべきものではありません。ソレはむしろ「四方の海みなはらからと思う世に など波風のたちさわぐらん」と詠まれた大御心に反し、御稜威を穢す非国民の振る舞いかと思います(いいのかコレw)。こころただしき日本人を気取りたいなら、五族協和の精神を体現してみせるべきでしょう(だいじょうぶかオレw)。

と・ゆうワケで。きっとナニモノにもなれないオマエタチに告げる。

への一)きみはシュリを見た事があるか?

自分の知る「韓流」はコレだけなのですが。この映画には、予算がなかろうが歴史が浅かろうが、ハリウッドにゃ負けねぇ。オレ達にはオレタチにしか作れねぇモンがあるッ!!的な気概を感じました。恋愛描写の部分はなんかよくわかりませんでしたが、南北分断を下敷きにした脚本やアクションは、邦画ぢゃ出せない迫力があったと思います。

それ以後の韓流についてはよく知りませんが、折角韓国モンを見るのなら、今生きて動いてる韓国人が何に笑い何に泣き、何を良しとし何を憎むのか、ソレを魅せてくれるもんでなきゃぐっと来るもんがありません。それは外国の劣化コピーでも昔の伝統文化でもできない事です。「いま、この瞬間に生きてるオレラやカレラ」にしかできない事です。この映画は、余計な雑念のない、いい映画だったと思います。個人的には、なにかとすぐ影響される方なので、しばらく挨拶は「ソコクトンイルマンセー!」にしてましたw。

近くは、我々に最も同化しやすいといわれる朝鮮の人々さえ我々の提供する映画だけではもの足らず、彼ら自身の映画を作り出すために苦悩をつづけているではないか。

伊丹万作さんというのは戦前から戦後にかけて活躍した映画監督ですが、国策映画論に反発する一方で、同時代の韓国映画人の苦闘を見ておられたようです。

への二)キミは在日が在日であるワケをしっているか?

「在日は半島へ還れ!」などと叫ぶ者もあるようですが、これについて。

1947年(昭和22年) 5月2日 外国人登録令 発布(大日本帝国 最後の勅令)
         - 5月3日 日本国憲法 施行

彼らのご先祖は「大日本帝国の国民」でした。大韓民国北朝鮮民主主義共和国もできる以前に、その国籍を帝国最後の勅令で剥奪したのは、昭和天皇ご自身であらせられます。現憲法の施行はその翌日。後の外国人登録法は、この勅令の後継になります。

"在日日系日本国民"としては、ちょっとコレ、オトシマエつけなきゃマズイんぢゃないかと自分は思います。当時の日本国にも事情はあったのでしょうし、その後もイロイロあるのは知らないのではないのですが、できれば自発的に国籍をとって戴いて、韓国系日本人になって貰える手はないもんか。と思います、、、とりあえず「帰化」言うのヤメてみる。くらいしてしてませんけども。