2-a)「録画文化」は日本固有の市場であり、欧米では「録画機市場」そのものが存在しない。

 なくはないが、基本的に常時録画で、容量いっぱいになったらどんどん消えるというタイプが主。
 もともと「価値あるサクヒン」が無料放送に乗ることが無く、これが「価値あるサクヒン」を「繰り返し何度も放送する」有料放送の普及を後押しした。
 この結果、地上波無料放送は必ずしも「基幹放送」とは看做されておらず、したがって彼らは、放送のデジタル化に際してコピーガードを希望しつつも、ねじ込む事ができなかった。
 元々「デジタル・テレビ」の本質は「電波帯域の立ち退き」であり、「テレビ」にメリットをもたらすものではない。
 ここに「ハイビジョン」すなわち東京五輪直後に構想された「未来のテレビ」を接合させたのがマチガイの素。