二)鉄の三角形 x 3

70体制を、別の角度から〜「鉄の三角形」という言い回しを軸に〜整理する。

二の1)ダブル・トライアングル

  • 右の第一トライアングルは経済成長担当。外需、外征、戦地の兵。これがいわゆる「政官財」
  • 左の第ニトライアングルは所得移転担当。内需、内功、銃後の護り。これがいわゆる「政官業」

右で稼いで、左へ回す。

二の2)マスコミのATフィールド

しかしてこの「ダブルトライアングル」の中を流れるヒトモノカネの動きは、存外に見えにくい。日本にはこういうもんがあるからだ。

構成要素は以下の通り。

細かく書くとえらい長くなるが、大筋では日本の報道は「横並び」で「バラエティに乏しい情報」が「全国通津浦々までとどく」。

二の3)政官報・鉄の三角形

してみると「第三の鉄の三角形」として、「政官報」がありそうだ。

これは「大本営発表2.0」に擬せられるかと思う。もちろんこれは構造の問題であり、「なかのひと」の優秀さや清潔さとは関係がない。「政官財」や「政官業」の「なかのひと」も自意識の上では優秀であり、清潔なことだろう。