iCloud、知財ブロック化、ビット・メジャー

1996

もう終わった。アップル社は敗者だ。デスクトップ市場は暗黒時代に突入しており、あと10年はこの時代が続くだろう。少なくとも、1990年代の終わりまで続くのは確かだ」――『ワイアード』誌1996年2月号

2011

アップルは最強のアプリともいえる「個人データ」をうまく蓄積できているとは言えない。

クラウドに舵を切るアップル 新OSで「総取り」狙う Macは“脇役”に|2011/6/7 石川温|http://goo.gl/SsrDX
  • 最強のコンテンツ」というのはどうか。

この先もモバイルで勝ち続けるには、「いかにユーザーが必要とするデータを囲い込むか」が重要

クラウドに舵を切るアップル 新OSで「総取り」狙う Macは“脇役”に|2011/6/7 石川温|http://goo.gl/SsrDX
  • ユーザーライブラリ|http://goo.gl/jsyfv
    • 「有価ビット」カネ出して買ったもの。アニメ、音楽、マンガ、ゲーム、ラノベ、apps。
    • 「自家製ビット」オフィス、アドレス、予定、ToDo、メモ、写真。UGCSNS*1

アップルはOS、端末、サービスのすべてを1社で手がける垂直統合を極めており、それらの連携がずば抜けている

クラウドに舵を切るアップル 新OSで「総取り」狙う Macは“脇役”に|2011/6/7 石川温|http://goo.gl/SsrDX

2011Q3〜2020:デジタル・ハブ2.0

デジタル・コンテンツ
-
Office。
始祖鳥MS。
PIM。
始祖鳥Palm*2
ゲームとアプリ。
始祖鳥任天堂
アニメ・音楽・マンガにラノベ
始祖鳥 iTunes
  • 甲種:自家製ビット。最強のコンテンツ。
  • 乙種:有価ビット。カネ出して買うもの(サクヒンビジネス)。
  • 1種:デジタル生まれ(Born Digital Contents)。
  • 2種:アナログ由来(Digitalized Contents)*3
ウィンドウ

 情報革命は「Bitの生産消費者」を生む。「Bitの生産消費者」は、上記の全てを、統合的に扱う事を希む。

乙種を、創る者と創らざる者

但し。「Bitの生産消費者」は、甲種を生産し消費する一方、乙種は生産せず、消費するのみである。ここで「乙種に対する生活習慣病」が問題化する。

「Bitの生産消費者」は、甲乙全てを、統合的に扱う事を希む。彼らは、「甲種に対する常識的なふるまい」を、乙種に対しても適用しようとする。それが「乙種でごはんを食べている者」との軋轢を生む。

ジャンル
(有価bitの用途)
私的コピーを巡る「常識」
生活習慣病
アプリやOS BSAに通報
音楽 友達のCDをMDやカセットに落とすのとどう違うの?それが文化の広がりを(略)
DVD 同上。
テレビ いままで自由に録画できてたぢゃない!
ゲーム 大勢不詳:cf.違法なんだけど・・・ドロボーなんだけどいいんだよ!
ラノベ 大勢不詳:cf.ラノベ作家が 作品を無断でネット配布 されて激怒!!

打開策は、(乙を)創る者と創らざる者の、分断。

Appleは「山内時代の任天堂」だ。MSXではどもならん。

水平分業で攻める他社にはなかなかまねができないところだろう。

クラウドに舵を切るアップル 新OSで「総取り」狙う Macは“脇役”に|2011/6/7 15:23 石川温|http://goo.gl/SsrDX
デジタル・ハブ2.0の肝
  1. 「ウィンドウ」のシェア
    • もしハードウェアが製品の頭脳や筋骨なら、その中心にあるソフトウェアは魂にあたるものだ*4
    • RX−7ガンダムに搭載されていた学習型コンピュータは、戦闘の記録を保存蓄積しパイロットを的確に補助してくれる。これによりジムに乗った新兵でも熟練パイロット並の機動がア・バオア・クー戦でたたかいはすいどうのてつがくだよ兄貴。
  2. 流通マージン:山内任天堂初心会と同じ。
  3. XcodeMac Pro:ゲーム機の開発機材と同じ。

ふたたび1996

「私がアップル社の経営者なら、マッキントッシュをできるだけ利用する――そして次の実りある事業に取りかかる(中略)――『フォーチュン』誌1996年2月19日号

*1:メールやSNSは「ソーシャル・ビット」などでもう一項を立てべきかとも思う。思うけど図解化が死にそうなので、思わなかった事にするw。

*2:後に→MS OutlookWindows mobile

*3:DC(Digital Contents)とAC(Analog Contents)でAC/DC変換とか言い張れそうだなw。

*4:2011年06月07日 S.J.(林信行)|http://goo.gl/ILazc