ルーマニアの、国内のテレビ・ラジオ局に「明るい」ニュースと「暗い」ニュースを同じ割合で放送することを義務付ける法案。
法案の目的
「社会全体の雰囲気を向上させ、日常生活において、精神的・感情的にバランスのとれたものの見方をする機会を国民に提供する」こと。
勢力分布
所感
法案自体はネタっぽく見える。反対派の主張のほうが妥当に見える。ルーマニアの政党勢力分布や政治情勢などはわかりようがないが、与党と民族主義野党が結ぶなら「デモクラティック・リベラル」はそらハンタイだろう。
しかし、方法論はともかく、目的じたいは、結構な支持をあつめたのではないか。盛り上がる音楽。不安を煽るカメラワーク。前のめりのキャスター。ゴシップとマッチポンプと、わかりやすいワルモノ叩き、、、これらは、部数/PV/シチョーリツが全てです!な世界には付き物だ。
ときどきこういう動きがあると、自戒効果が出るかもしんない。「その社会にとって妥当な程度」で落ち着く保証はないが、新聞やテレビニュースみてるとココロがささくれる事があるのは確か。