NHKオンデマンドの画質を考える。
放送用エンコード前のHD-SDI出力を25MbpsのMPEG-2でエンコードするため、放送された番組より高画質なファイルが作成できるという。
放送波は下手すっと15Mbpsであり、デジタル映像としてはDVDに遥かに劣る。NOD用のマスターはそれよりは良いようだ。
ここで、上記記事にあるアクトビラ、ひかりTV、J:COMの伝送レートから、bppという古いエンコ厨が使っていた画質指標を出して見た。
基本的に、この数字が高いほど画質がよい(=ブロックノイズが少ない)が、適正値は圧縮方式でも、映像の内容でも異なる。
目安として、MPEG-2は、6Mbps程度のものが多い商用DVDが0.6弱になる。AVC/H.264は、プロトタイプのH.26Lが0.10〜0.13程度で「素材映像と見分けがつかない」という評価を出している。ありとあらゆる種類の映像が来るTVでは、ややゆとりがあったほうが良いだろう。
大画面の臨場感(迫力)を除外し、精細感に限ると、アクトビラ、ひかりTVが優等と思われる。てゆうかなぜMPEG-2なのだJ:COM。
なお、地デジは高画質を謳うなら、解像度をSDに落とすか、せめてISDB-Tを止めてSBTVDにすべきだろう。てゆうかなぜMPEG-2しか選択肢が無い時点でハイビジョンを混ぜたのだ。限りある電波がモッタイナイ!